FBIのハッカーは凄すぎ
最近のドラマや映画でよく見かけるのが凄腕のハッカー。『ミッション・インポッシブル』のベンジーやアーサーもそうだし、少し古いけれど『ミレニアム』シリーズの主人公であるリスベットも優秀なハッカー。ネット社会において、ハッカーの存在は無視できないからだろう。
ドラマでよく見かけるのはCIAやFBIのハッカーたち。よくあるシチュエーションとして、機密事項に侵入したハッカーを逮捕した後、職員としてスカウトするパターン。こうしたケースは実際にあるのでは、と思ってしまう記事を見た。
この記事を読んで、FBIの凄さを実感した。Torという匿名化されたプラウザがあるそう。玉ねぎのように何層にも暗号化した接続経路を通じてネットにアクセスするプラウザで、完全に匿名化されることでIPアドレスを知られることがない。だから犯罪等に関与する闇サイトの接続に使われてきたそう。
テロリストの犯行を防ぐため、FBIはISISの関連サイトをチェックしている。フロリダ州に住む男性が、このサイトにTorを使って接続した。そしてISISに情報や資料の提供を行ったそう。でもFBIはこの男性のIPアドレスを探り当てて逮捕した。Torを使っているというのに。
裁判で容疑者の弁護士が質問した。FBIがどのようにして匿名性を破ったかについて。けれどもFBIの弁護団はそれを全力で阻止したらしい。さらに同じハッキング手法を使って、児童ポルノサイトにアクセスしていた1300人を逮捕した。
その方法は完全なハッキング。このサイトを乗っ取ってマルウェアを仕込んだ。アクセスした人間はマルウェアをダウンロードしたことで追跡されて逮捕というパターン。ポルノサイトは裁判において、どのようにしてサイトを乗っ取ったのかFBIに詰問した。
FBIは手法の開示を拒み、最終的にはポルノサイト運営者の起訴を取り下げたそう。そこまでしてもハッキングの手法を隠そうとするほど徹底している。もちろんそれは犯罪者に手の内を見せないため。方法を明かせば、それを破ることが可能になる。だから徹底してハッキング方法を隠しているとのこと。
このリンク先の記事を読むと、やはり優秀なハッカーが職員にいるのは明らか。もしかしたら過去に犯罪者だった人間を採用しているのかも。『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』という映画でレオナルド・ディカプリオが演じたフランクという実在の詐欺師は、逮捕後にFBIで働いていたからね。
要するに「餅は餅屋」だということ。犯罪を防ぐには、犯罪者を使うのがベストなのかもしれないね。
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