素晴らしいカラス対策
昨晩から明け方にかけて大雨だった。でも朝食の時間帯には低気圧が通り過ぎて雨はやんだ。ダイニングテーブルから大阪湾を眺めていると、目の前にバルコニーを何かが急旋回で通り過ぎた。そう、この春の嵐と共にツバメが神戸に帰って来た。
彼らの愛らしい姿を見ると、いよいよ春になったことを実感する。我が家は六甲山のふもとなので、野鳥を見る機会が多い。ヒヨドリがバルコニーで羽を休めるついでに、美しい声を聴かせてくれることもある。そんな野鳥たちのなかで、ボクが最も大好きなのはカラス。
ボクがカラスを好きな理由は頭の良さ。ある学説によると、3歳くらいの幼児よりも頭がいいそう。たまに出会ったカラスの瞳を見ていると、計り知れない知性の深さを感じることがある。もしかしたら人間より頭がいいのではと思ってしまう。
ただカラスが嫌いな人は多い。進化の過程で腐肉を食べる能力を身につけた。人間の遺体が放置されていたような時代だと、当然ながらそれを食べる。そうした習性ゆえに忌み嫌われて来たのだろう。もしかしたら人間はカラスたちの頭の良さに嫉妬しているのかもしれないけれどねwww
そんなカラスたちは、どうしても生ゴミを荒らしてしまう。ネットが張ってあってあるのに、器用にくちばしを差し込んでゴミ袋を漁っているカラスを見たことがある。単独で行動せず、ゴミ漁りの時には見張りをつけている。とにかく賢い。そんなカラスたちにゴミを荒らされないよう、ある画期的な方法が功を奏したとのこと。
「カラス語」でゴミ集積所を荒らすカラス撃退、足立区の対策が大きな成果…ゴミ出す住民の意識も向上
それはカラスの声を使った方法。東京都の足立区で実施され、カラスをゴミ置き場に近づけないことに成功している。カラス被害のコンサルタント会社「CrowLab(クロウラボ)」(宇都宮市)が開発した「クロウ(カラス)コントローラー」というものが使われた。
猛禽類や人間が近づいた時にカラスが発する警告の声を録音した装置。センサーがゴミ置き場に設置されていて、カラスが近づくとその声が流れる。するとカラスたちはその場から立ち去るそう。これは本当に素晴らしいカラス対策だと思う。
暴力的な威嚇や防護柵等でカラスを近づけないのではなく、カラス自身の声で立ち去ったもらうというのが素敵。近年は野生動物と人間とのトラブルが問題になっている。このカラス対策は、野生動物の習性を利用することで、野生動物と人間が共存するためのヒントになるような気がする。
さらに副産物があったそう。人間が近づいてもカラスの声がする。だからゴミを出す人は近くにカラスがいると思い、ネットの中央にゴミを出すようになったとのこと。カラスが警告する声は、人間のマナー向上にもつながったというオチだった。
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