PCの再起動と人間の睡眠
ボクが初めて自宅用にパソコンを購入したのは2000年。仕事では使っていたけれど、自由に使えるパソコンを買ったのはそれが初めてだった。購入したのはNECのパソコンで、OSはWindows98SEだった。まぁ、このOSが何とも不安定。デフラグという処理を覚えたのもこの時期。
不安定が限界に達すると、パソコンを初期化してOSを再インストールするしかない。そのうえWindowsMeにアップグレードしたものだから、何度もやっているうちにパソコンにかなり詳しくなった。当時はまだマイノリティだった無線LANも経験できたしね。
そう思うと、現代のパソコンは安定度が高くなった。今年でMacBook Airに変えて11年になるけれど、OS関連で深刻なトラブルは経験していない。それでもたまにちょっとしたトラブルがある。でも大抵は再起動することで解決する。ある記事を読んでいると、通常のトラブルはPCの再起動で対応できるそう。
なぜPCでトラブルが発生した際に「再起動」すると解決することが多いのか?
再起動がデジタル機器のトラブルに最適なのはわかっているけれど、なかなか面白い記事だった。この再起動が効果的な理由として、「プログラマーが状態の管理を不得手としていること」があげられていた。
プログラマーがプログラムを書いて完成したとき、全ての変数はプログラマーの意図通りになっている。けれども利用者がPCを使うことで、プログラムは元のプログラマーの意図とは異なる状態になってしまう。するとクラッシュしたりフリーズする。でもプログラマーがそこまで管理するのは無理。
だから再起動することで、プログラマーが当初に意図した状態に戻せる。それでも無理な場合は、プログラムを初期化するか削除して、再インストールするしかない。ハードに問題がなければこれで大抵は問題が解決する。デジタル機器が進化した現在でも、再起動は有効的な対策だということだろう。
この記事を読んでいて、人間も同じだと思った。人間にとって再起動は睡眠。日中にさまざまな経験をして、心には不要となったゴミが溜まっている。それらを解放してできる限り元の状態に戻すのが睡眠だと思う。人間というハードを壊さないためにも、睡眠は大切なものだということ。
それでも消えない心のゴミというものはある。そうなるとPCのように初期化して再インストールするしかない。それがいわゆる転生、あるいは生まれ変わりというものかもね。コンピュータと人間の共通点を考えてみると、見えてくることがあるような気がするなぁ。
もしかして人間は誰かが書いたプログラム???
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