SOLA TODAY Vol.353
困った、困った。ボクのMacBook AirはEの文字だけでなく、ついにIまで打てなくなった。このブログは妻のMacBook Airを借りて書いている。
さて関西の人間は関東に対して対抗意識を燃やす傾向がある。プロ野球で言えばタイガースを応援するが、ジャイアンツは永遠のライバルだ。あるいは徳川家康よりも、豊臣秀吉をひいきする。
そんな東日本と西日本のちがいについて、ボクが20代のころに面白い番組があった。『探偵ナイトスクープ』というもので、作家の百田尚樹さんが放送作家をされていて、現在でも続いている。
その番組で「アホとバカの境界線」を探るという特集があった。関西で親しみを込めた意味で「アホ」と言うことがある。ところが関東の人はその言葉を聞くと侮辱されているように感じる。
反対に関東では「バカ」という言葉に愛情が込められるが、関西人は「バカ」と言われたらむちゃくちゃ腹がたつ。その「アホとバカ」の境界線がどこになるかを調べたもの。
面白いことに、その境界線は『天下分け目の関ヶ原』だった。言葉という文化において東日本と西日本の境目は、先ほどの豊臣と徳川の運命を決めた『関ヶ原』になるらしい。なかなか興味深いよね。
では、地質学的にいう東日本と西日本の境界線はどこなのか?
結論から言えば、東日本と西日本の境界は「糸魚川─静岡構造線」(糸静線)という大断層付近になるらしい。約2600万年前に始まった地殻変動で、日本列島はユーラシア大陸から離れた。
そのときは二つに分かれて大陸から分離したので、日本列島の中央は海のなかだった。約300万年前くらいにそれらが一つになって、ようやく現在の日本列島が完成した。その接合部分が(糸靜線)になるとのこと。
実際にその断層は見ることができるようで、この記事でも紹介されている。断層に触れてみると、かなり軟らかいものらしい。
だけどボクたちの感覚で言えば、(糸靜線)のあたりはすでに東日本という印象だよね。先ほどの『関ヶ原』のほうが感覚的に境界線としてわかりやすいような気がする。
まぁ、地質学と並行して文化が発達るわけでもないので、もっとも影響が強いのは戦争等の人間の争いごとなんだろうね。ヨーロッパでも文化圏の差は、戦争や宗教のちがいによって形成されやすい。土地による影響もあるだろうけれど、文化というのは人を通じて発展するのがよくわかる記事だった。
それにしても困った。当分はブログを書くのと仕事をするときは、妻のパソコンを借りるしかない。同じ機種なので使いやすいのが救いだけれど、慣れるまで面倒だよなぁ。
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