安心して楽しめるファンタジー
今日は日本全国に黄砂が飛んでいて、神戸の空もモヤっている。アレルギーのある人は大変だろう。日本人全員で一斉に西に向かって息を吹きかけて、黄砂を中国に戻せないものかなぁ。マジで迷惑だよね。
それでも気温が高いので快適に過ごせた。昨日の京都に引き続き、今日は大阪で桜の開花が発表された。神戸は明日かな？ ということは来週の週末あたりが満開になるはず。散り初めも含めたら、２週間くらいは楽しめそう。
さて、とても素敵なファンタジー映画を観た。子供向きだと思ったけれど、主演しているのはボクの好きなイギリス俳優たち。これは見逃せない。
2024年 映画＃58
『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』（原題: Nanny McPhee）という2005年のイギリス映画。さて、この写真の女優さんが誰なのかわかる？
なんとボクの大好きなエマ・トンプソンだよ〜〜！ 最初に観た時は驚いて言葉にならなかった。
物語の舞台は貴族のブラウン家。父親のセドリックには５人の子供がいる。妻は病気で亡くなって独身。その５人の子供がどうしようもないヤンチャで、気に入らない乳母を17人もイタズラで追い出していた。そのうえこの大邸宅の生活資金を援助してくれているセドリックの叔母は、１ヶ月以内に再婚しないと援助を打ち切るとのこと。
このセドリックを演じるはコリン・ファース。そして天啓を受けて採用した乳母が、写真のナニーだった。このナニーの正体は魔女。だから魔法で子供たちのイタズラを一網打尽。セドリックに５つのことを子供達に教えると誓った。そして子供たちとのドタバタ生活が始まる。
この段階で物語の予想はつく。ナニーのおかげで子供たちは多くを学び、セドリックの再婚問題も片付くということ。その通りなんだけれど、よくできたストーリーだったので最後まで楽しむことができた。
ボクがウケたのはナニーの顔。子供たちが５つのことを１つずつ学ぶ度に彼女の顔が綺麗になっていく。そして物語の最後のナニーはこんな雰囲気。
これでこそエマ・トンプソンだよね。いやぁ、本当に楽しい作品で、子供と一緒でも安心して見られるファンタジーだった。イギリス俳優の素晴らしさを堪能できる作品でもある。
コリン・ファース、エマ・トンプソン、そして長男役を演じたトーマス・サングスターは『ラブ・アクチュアリー』で共演した３人。
さらに料理人を演じたイメルダ・スタウントンは『ハリーポッター』シリーズでアンブリッジを演じた女優。このアンブリッジがホグワーツから追い出そうとしたのが、エマ・トンプソンの演じたトレローニという占いの教師。この二人は『いつか晴れた日に』というボクの大好きな映画でも共演していた。
ファンタジーとイギリス俳優好きのボクにとって、ど真ん中のストライク作品だった。
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