精神に異常を来たす小説
いきなりだけれど、サブリナ・カーペンターという歌手は不思議な人物。テイラー・スウィフトやデュア・リパに比べたら美人とは言えないし、歌唱力はアリアナ・グランデには及ばない。ところが彼女の曲を何度か耳にすると、気がついたら口ずさんでいることが多いwww
数日前に彼女は『Espresso』という新曲をリリースした。そしてボクは、やはり歩いているときにその曲を口ずさんでいる。メロディがシンプルで繰り返しが多いのが特徴だと思う。だから耳につきやすいのだろう。
そしてもう一つの魅力は、彼女が妙にセクシーなこと。ミュージックビデオが印象的で、つい見入ってしまう。サブリナの場合はセクシーという言葉はちょっと違うかな? どちらかといえばエロい雰囲気が漂っている。ところが女性ファンが圧倒的に多い。本当に不思議な歌手だよね。
ということで新曲のミュージックビデオをリンクしておこう。どう感じるか、あなたの視点で見てもらえたらと思う。おそらく近いうちにビルボードの上位にランキングしてくる曲だと思う。
さて、とてつもない不可思議な小説を読了した。早朝に電子書籍で少しずつ読んでいたので、半年以上はかかっている。ボクのこれまでの人生において、全く読んだことのない異常な世界観を有する小説だった。
2024年 読書#32
『ドグラ・マグラ』夢野久作 著という小説。はっきり言って、どう説明していいのかわからない。九州の大学病院内の精神科が物語の舞台。母親が息子に絞殺されるという事件があり、同じ人物が婚約者を同様に殺そうとした事件があった。その容疑者がこの病院に収容されている。
その殺人事件の真相に迫るというのが物語の内容。ただ、そうは簡単にいかない構成になっている。はっきり言って、多重人格者が書いたのではと思う文章。文体はコロコロ変わるし、表現方法がぶっ飛んでいる。
かなり長い小説なんだけれど、あまりにとんでもない構成なので初見で最後まで読み切る人はかなり少ないそう。ボクも実は1年前にトライして途中で挫折している。けれども気になったので、ようやく半年ほどかけて読了した。
昭和10年に刊行されていて、著者は10年という歳月をかけて書き上げた。この小説を読んだ江戸川乱歩は「わけのわからぬ小説」と評しているそう。この小説にはヤバい噂がある。そのことが書かれた文章を抜粋してみよう。
『一度の読了で、作品の真相、内容を理解することは困難とされる一方、その複雑、狂気的、難解な内容、構成のために、途中で挫折する読者が多いといわれている。また「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」と謳われることも多い』
おいおい、読破したものは必ず一度は精神に異常を来たす、ってどうよwww
とりあえず今のところ、ボクは精神に異常を来たしていない。おそらくそう思う。多分大丈夫……。
まるで『リング』の呪いのビデオみたいだよね。もし気になる人があれば、是非とも挑戦して欲しい。精神がどうなるかは自己責任というとでねwww
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