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高羽そらさんインタビュー

ガストンとの対話2 Vol.71

ガストンさん、たまにはホッとする話題にしましょう。旅客機の墜落等、悲惨なニュースが目につきますから。

 

「キナ臭い墜落だな。いずれ詳細が公表されるであろう」

 

さて、私の大好きな番組に『岩合光昭の世界ネコ歩き』という番組があります。月に一度1時間の本放送があります。もちろんそれは欠かさず見ていますが、最近お気入りなのはその番組を15分に編集したmini版です。昨日は撮りだめした3本を連続して見ました。もちろん今日の分も録画予約しています。

 

「普通の旅番組とは少し違うようだな」

 

そうです。岩合さんは世界中を旅されています。けれども出てくるのは猫だけです。街の風景は猫の盛り立て役のようなもので、人間は通行人か、せいぜい飼い主さんが登場するだけです。ひたすら猫だけを撮影した番組です。

 

「そんなに猫が珍しいのか? 家の中を黒猫のミューナが徘徊しているじゃないか」

 

それはそれで別物です。テレビの映像であっても、猫の愛らしい姿を見ているだけで癒されます。15分の放送でも1時間の放送でも、あっという間に番組が終わるように感じます。エンディングのテロップが流れると、あぁ終わっちゃった、とがっかりするほどです。猫に限らず、どうして動物たちと接したり姿を見ているだけで癒されるのでしょうか?

 

「はるか昔の人間は動物を食糧や労力としてだけ利用してきた。だがストレスの多い現代社会では、人間を癒してくれる存在として動物たちと共に暮らしている。動物たちはヒーラーとしての役割を担っているな」

 

それは猫や犬たちがヒーラーの能力を持っているからでしょうか?

 

「お前さんの質問の意図から察する類の能力としてではない。自称ヒーラーの人間のように、動物たちは癒すことを目的として生きてはいない。報酬も求めない。ただありのまま存在しているだけだ。だがそれこそが癒しの核心を説明しているのだよ」

 

人間とペットの間で、本来あるべきヒーリングの関係が成立している、ということですね。

 

「そうだ。まずヒーリングに関して大勢の人間が持っている誤解を解消しなくてはいけない。癒しというのは、自らが自らを癒すのだ。ヒーラーや動物たちが癒してくれるわけではない。その前提を誤解したままだと、自分を癒してくれる存在を求めるだけの人生となり、おのれを惨めにするだけだ」

 

そうですね。それは全てにおいて言えることだと思います。ですから動物たちと接していると、自分の中の癒しの能力が活性化される、ということですね。その仕組みはどうなっているのでしょうか?

 

「それはとてもシンプルなことだよ。人間が忘れていることを思い出させてくれているだけだ。お前さんたちが見失っていることを、彼らは当然として表現して生きている。それを見ることで、意識の奥に押しやられていたものが復活する。共鳴して活性化される。それで癒しを具現化するのだ」

 

とても意味深ですね。私たちが見失っていて動物たちが持っているものか。具体的にはどういったものでしょうか?

 

「わしに訊くまでもないであろう。お前さんもよく理解しているはずだ」

 

やはりそうですか。私たちが癒しをなす要因を見失っているのは、『自我』のせいですね。動物たちにも『自我』は存在するでしょうが、人間ほど強固ではありません。そのほどんとは集合意識に繋がっています。

 

「そういうことだ。『自我』を言い換えるとすれば『時間』だ。人間は過去の後悔と、その過去を反映した未来の不安に意識が捉われている。そこには癒しのエネルギーが存在しない。人間を癒すことができるのは『今、ここ』に存在するエネルギーだけだ。つまり動物たちは『今』を常に生きている。だから人間の癒しを思い出させることができる」

 

なるほど。動物だって記憶を利用しているでしょう。危険から身を守るために経験は必要ですから。でも過去の自分の行為を思い患っている猫や犬はいませんよね。ましてや老後の生活を心配している動物はいないでしょう。今、この瞬間をどうして生きるか、だけですね。

 

「だからこそ、動物たちはありのままの世界を見ている。彼らの仕草やその愛らしい瞳には、そのありのままの世界が映し出されているのだよ。だから人は癒される。お前さんと暮らしているミューナは、お前がどのような姿であっても愛してくれるはずだ。老人になろうが、障害者になろうが、金持ちであろうが貧乏であろうが、成功していようが惨めであろうが、お前さんのありのままを見てくれる。接してくれる。そこに癒しが存在しないわけがない」

 

本当にそう思います。つまり私たちはありのままの存在に触れることで、癒しを自分に起こすのですね。ということは人間のヒーラーも同じですね!

 

「よく気がついたな。自称ヒーラーが大勢いるが、本当に他人を癒すことを求めるのなら、『今、ここ』にいなければならない。過去や未来という『自我』に捉われている人間に、他人の癒しを活性化することなどできない。イエスや仏陀が行った癒しは、そういったものだ。だからわかるであろう。他人を癒すことの難しさを。まずは自分だ。自分を癒せない人間に、他人の癒しを復活させることなど決してできないのだよ」

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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