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高羽そらさんインタビュー

メチャ気になる Vol.51

今年はオリンピックイヤーですから、アメリカの大統領選挙の年でもあります。そして注目されているのがトランプ氏。過激発言で物議をかもしていますが、いよいよ共和党の指名候補に決まりそうです。ライバルが次々と撤退を表明していますので、今年の7月の共和党大会で指名されるのは確実。民主党はクリントンさんで決まりそうですから、両者の一騎打ちになる様相です。

 

もしかしたら次のアメリカの大統領になるかもしれないトランプ氏。彼が先日こんな発言をしています。

 

トランプ氏、日本に駐留米軍費用要求 年5830億円全額払え

 

現在の日本では駐留米軍に対して1,900億円ほどを払っていますが、その全額を払うべきだと述べています。韓国に対しても同様の発言をしています。何気なく流れているニュースですが、日本にとっての見過ごすことのできない発言です。

 

トランプ氏の言動が、大統領になってそのまま具現化するかは不透明です。彼の暴言はパフォーマンスだと思います。一種の炎上商法ですから、正式に共和党の指名を獲得すれば、現実路線をとる可能性が高いでしょう。アメリカの政治システムとして大統領に権力が一極集中しているわけではありませんから、彼の思惑がすべて議会を通過するとは限りません。

 

さらにアジアにおける米軍の意義は、アメリカにとっても大きなものがあります。中国やロシアに対して牽制するためにも、現状で撤退することは考えていないでしょう。もし米軍が日本を去れば、中国は間違いなく台湾上空に戦闘機を飛ばし、挑発してくることは目に見えています。日本の尖閣諸島に対しても同様の行動を取るでしょう。日米安保は、アメリカや他のアジア諸国のことを考えても大切にするべきものです。

 

でも決して楽観視はできないと思います。トランプ氏の発言が暴言のように感じられても、アメリカが抱えている問題を浮き彫りにしているのは確かです。世論の流れ次第では、この発言が現実のものとなるかもしれません。

 

そのとき、日本はどうするか?

 

この問いかけに、真剣に考えるべきだと思います。今の日本の平和は、米軍によるところが大きいことを自覚するべきです。水戸黄門の印籠のように憲法9条を振りかざしても、米軍が去った日本に対して中国や北朝鮮がひれ伏するわけありません。平和に対する単なる理念にしか過ぎないのですから。

 

戦争は大反対です。現代社会において先進国が戦争に関われば、人類の存続に危機が訪れるでしょう。だからこそ現実を直視するべきです。近隣諸国と仲良くできればベストです。でも中国という大国の現状は、それが甘い夢だと感じられます。チベット民族に起きた悲劇が、他のアジアの国に起きないとは断言できません。

 

もしトランプ氏が大統領になって、費用負担をしなければ撤退すると迫ったら? それを真剣に考えることは、東アジアの現状について考えることです。共産党なら、米軍に徹底してもらえばいい、と言うでしょう。でも他の野党はどう答えるでしょう? そう簡単に「Yes」と言えないのではないでしょうか。

 

トランプ氏が大統領になったとしたら、世界がどうなるのか不安です。クリントンさんだって日本に対してはきびしいでしょうが、まだマシに見えるくらいです。でもその一方、彼が本音をぶちまけることで、平和ボケの日本人に喝を入れてくれるような気がします。今回のニュースを見て、いろいろなことを考えてしまいました。

 

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コメント (4件)

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  1. 暁美ほむらさん、意見が違うのは楽しいですね!
    同じ意見の人と交流するより、考えることが増えるので勉強になります。
    私はTPP推進派でも、原発推進派でもありません。かといって反対もしていません。
    あいまいで複雑な人間なのです(笑)

    TPPや原発に関して語ると長くなるのでやめておきますが、戦争に関してはシビアに考えています。
    もし中国が本気で日本を攻めるならば、地方にある原発など攻撃しないでしょう。
    政治と経済が一極集中している東京にミサイルを一発ぶち込めば、それでゲームオーバーです。
    中国がそこまでのリスクを負うことは今の段階ではありえないと思います。
    でも戦争に関してだけの危険性で言えば、原発のあるなしは影響しないと考えています。
    もし現状でアメリカの保護を失えば、狂った大国が今の日本を占領するのは簡単でしょうね。

  2. そらさんコメントに返信ありがとうございます。
    なるほど原発とTPPは私と違う考えをお持ちなのですね TPPに関しては推進してるアメリカ国民からの
    反発も強く反対する人がおおいです。推進派のヒラリーさんが TPPは見直しが必要なんていってるのも
    国民からの反発が強いからなんですよね
    原発に関しては絶対にコストにはあいません 危険ですし それに米軍の劣化ウラン弾の供給の為とも
    言われてます。 もし原発を続けてその上で国防を本気でやろうと思うなら
    結局は核武装をして いざとなればという 切り札をちらつかせて 相手を押さえ込む
    という方向にいかざるをえません 私はそういう方向は望まないです。

  3. 暁美ほむらさん、コメントありがとうございます♪

    日本はアメリカの半植民地である。
    まさしくそう思います! そしてそのことを自覚していない人が多すぎる。
    私はいい意味で、そのことを自覚しているつもりです。
    だからこそ、日本の防衛について真剣に考えるべき時でしょう。

    TPPや原発について、ほむらさんと意見は違います。しかし半植民地という説明には全面的に同意します。
    今の見かけだけの平和が、その半植民地ゆえのことだと忘れている人が多いように思います。
    もし本気で自立した国家を望むのならば、日本の国防について真剣に考えるべきでしょう。
    そういう意味では、トランプ氏はいい刺激になるかもしれませんね。

  4. トランプさんもかなりあれな人ですが クリントンさんも反日親中国で
    TPP推進(今は選挙対策でTPPの見直しするべきとかいってますが、この人に資金援助してる企業をみれば見直しなどありえません)
    と 日本にとっては最悪な人です。どっちが大統領になっても日本にとってはあれですね
    トランプ氏のTPP反対が本気ならそれだけは賛同しますけどね
    そもそも日本は毎年アメリカのドルや国債を買わされ実質国債の処分もできないわけですから
    一方的に貢がされてるだけなんですよね 日本が毎年買ってるアメリカのドルや国債の半分を
    軍自費に当ててれば世界有数の軍事大国にとっくになってるほどですし
    まずは日本人はアメリカの半植民地だという自覚が必要ではないのでしょうか
    自民党は中国との戦争を見据えてるようですが 原発という火薬庫を背負ってて
    国家防衛も戦争も机上の空論だと思います。本気で国家の防衛を考えてるなら原発は廃棄しないと駄目ですよ
    福島の原発ひとつであの有り様で いまだにに放射能を撒き散らしてるのに
    全国54もの原発という火薬庫抱えてどう防衛するのでしょうか この内の二ヶ所が
    やられただけで日本は終了です。


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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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