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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.93

南米のコロンビアで悲しい事件がありました。日本人の男性が強盗にスマホを奪われました。ところがその強盗を捕まえようとして追いかけた末、銃で撃ち殺されたという痛ましい事件です。報道を目にした時、なぜ追いかけたのだろうと疑問に思いました。コロンビアが治安のよくない国だということは、この国に関心のないわたしでも知っています。だから執拗に強盗を追いかけることが、どれだけ命知らずであるかは想像できます。

 

そんなコロンビアでの悲劇について、とても詳しく説明された記事を読みました。著者は世界を旅した美容師の方で、コロンビアにも滞在されたことがあります。

 

コロンビアで世界一周旅行者が殺害された事件について。日本人の旅人が本当に知らないといけないこと

 

報道では被害者が奪われたのは電子機器とだけ書かれています。でもこの記事の著者は、おそらくiPhoneだろうと予想されています。iPhoneは世界的に高値で売れることが知られていて、インドなどでは1台売りさばくと、1年分の収入になるそうです。だから無防備にiPhoneを見ながら路上を歩いていると、鴨が葱をしょって歩いていることになります。

 

世界で起きる殺人の84%が中南米だという統計があります。経済状態が思わしくなく政情不安定な国が多いので、どうしてもそのような結果になってしまうのでしょう。著者は強盗にあったことはありませんが、やはりコロンビアにいるときは独特の『危険』を感じておられたようです。

 

でもそれは海外においては、どこの国でもそれなりに感じることだそうです。治安が悪くても人が暮らし、かけがえのない友人と出会うことがあります。著者もそのことを実感されています。決して悪いことばかりではありません。では今回の事件のような被害に遭わないためにどうすればいいのか?

 

著者ははっきりと述べておられます。『日本は世界一安全な国だと自覚するべき』ということです。

 

昨今は治安が悪くなったと言われる日本ですが、それでも中南米に比べたら安全な国です。夜遅くに女性が一人で歩くことができたり、酔っ払って電車で寝込んだり、路上でスマホを見ていても、必ず犯罪の被害者になるわけではありません。もちろん例外はあるでしょうが、その行動をとっている人を分母に置いた場合、発生する犯罪件数はかなり少ないものだと思います。

 

日本国内でスマホや財布を失くしても、手元に戻ってくる確率はかなり高いはずです。ところが中南米の国ではそうはいきません。だから日本人が海外に行ったときは、『安全な国から来た』ということを意識するべきだと著者は述べています。

 

日本にいるのと同じ感覚で過ごすから、犯罪に遭うことになります。もちろん加害者のほうが文句なしに悪いのですが、被害者とならないために注意することも大切です。著者の海外での危機管理方法をシェアするべきだと思いましたので、紹介させていただきます。

 

・できるだけこれから行く国や都市でどのような犯罪が起こっているかを調べる。

 

・泥棒宿と呼ばれる、誰が過去に荷物を盗られたりした宿はできたら避ける。

 

・宿に付属の鍵ではなくて、自前の鍵を使う。

 

・自分の貴重品入れやバッグにも鍵をかける。

 

・ポケットに何も入れない(小銭くらい)。

 

・財布は2つ以上にわける(1つなくなってもいいように)。

 

・クレジットカードも2ヶ所以上にわけて保管。

 

・10000円以上は持ち歩かない。なくなれば都度ATMでおろす。

 

・高い時計はつけない(特に南米では狙われる)。

 

・iPhoneは持たない。持ってたら絶対出さない。ボロいスマホはok。

 

・バッグの口は必ずしめ、前にかける。人混みではチャックを手で掴んどく。

 

・バスなどの移動中は貴重品はすべて身近においておく。預けない。

 

・ご飯を食べる時も荷物は離さない。

 

・外に飲みに行かない。行っても酔う前に帰る。

 

・夜遅くに出歩かない。出歩くとしても誰かと行く。

 

・こまめに振り向く。

 

とても大変そうですが、治安が悪いと言われている国で過ごすときは、これくらいの注意が必要なのだと思います。少なくとも日本という国は、特殊なくらい安全な国であることを自覚するべきでしょう。とても勉強になった記事でした。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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