生き残るのは誠実な企業
ネットの普及による最大のメリットは、隠蔽することが難しくなったということ。過去においては、企業も政治家も真実を隠すことが容易だった。
でもどれだけ上層部が何かを隠そうとしても、いまはたった一人のツイートで全てが暴露されてしまう。だから謝罪会見という、すっかり見飽きた儀式がいつまでも行われている。
逆に言えば、ネットによって印象操作をすることも可能になった。どうせ隠蔽できないのなら、嘘の情報を開示することで企業や政治家のイメージアップにつなげようとする。つまり企業の根本的な体質は変わっていないということだろう。
こんな時代だからこそ、これからは誠実な企業が伸びていくと思う。隠蔽することなく、かといって顧客を騙すようないい加減な情報を流さない。自分たちの企業理念に基づいて、誠実に対応していく。そんな企業に生き残って欲しいし、そうなるとボクは考えている。
昨日ある記事を読んで、ボクはこの企業の感覚に好感を持った。
「ヤマザキ」が“発がん物質”臭素酸カリウムの使用をわざわざ再開する理由
ネットで揶揄されることの多いヤマザキ。この会社がパンを作るために、どれだけ多くの添加物を使っているかを批判する声が多い。
でもボクは基本的に添加物をさほど気にしていない。だからヤマザキに対してマイナスのイメージを持ったことがない。むしろどちらかと言えば好きな会社。
なぜなら、ヤマザキの製品はとにかく美味しいから。菓子パンを食べたいと思ったとき、ヤマザキの商品なら新製品だとしてもまず失敗がない。添加物は別として、安定した美味を提供できる会社だと思っている。
そんなヤマザキが、発癌物質である臭素酸カリウムの使用を再開したとのこと。『超芳醇』等の高級食パンに限定して使用するらしい。これだけ見ると、アンチ山崎製パンの人たちが攻撃してきそう。いや、実際にそうなっているらしい。
なぜあえてヤマザキがこの物質を使用するかについて、会社の担当者にインタビューした記事。ボクはこれを読んで、ヤマザキって誠実な会社だなぁ、と改めて見直した。マジで応援したいと思った。
なぜこの物質を使うかについて気になる人は、リンク先の記事を読んで欲しい。それが危険のないことで、かつ製品の品質を向上させるためのものであることがわかる。まぁ、アンチの人は絶対に読まないだろうけれどねwww
理由としては、『より美味しい商品を顧客に提供したいから」というもの。そのために安全面を含めて、しつこいくらいに検討が重ねられている。そしてその事実を隠すことなく、誠実に公開している。こういう企業がこれから生き残っていくんだと感じた。
久しぶりにヤマザキの菓子パンが食べたくなったなぁ。ボクのお気に入りは『ミニスナックゴールド』なんだけれどね。『スイートブール』も捨てがたい。でも『アーモンドスペシャル』も好きなんだよなぁ。菓子パンじゃないけれど、ヤマザキのシュークリームも美味しいよ〜!
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