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高羽そらさんインタビュー

人間の意志は誰が決めてる?

いま書いている小説のテーマは、自由意志について。人間に自由意志がないとしたら、それは『誰』が決めている? 登場人物たちがその謎の解明を求めてドラマを構成している。

 

これはボク自身が、究極的な意味において人間には自由意志がないと考えているから。そしてそう考えている科学者も多く、これまで状況証拠となるような研究がいくつか報告されている。そんなひとつに加えてもいいかな、と思える研究結果が発表されている。

 

脳に「意識の門」を発見したと主張する科学者。重要な情報とそうでないものを取捨選択

 

リンク先の記事は、アメリカのミシガン大学の研究グループが発表したもの。人間は肉体を通じて、様々な情報を同時に知覚している。だけどすべての情報を脳で処理するとしたら、とてもじゃないけれど普通の生活ができないだろう。

 

だから必要な情報とそうでない情報をフィルターにかけるため、「意識の門」が脳に存在しているとのこと。これがうまく機能することで、ボクたちはパニックを起こすことなく行動することができる。

 

詳しい研究内容はリンク先の記事に書かれているので参照を。結論からいえば、その「意識の門」が存在するのは脳の『前島皮質』という部分。この前島皮質は恐怖や愛という感情を司る領域らしい。

 

この段階で考えられるのは、人間が情報を選択するうえで感情が大きく影響しているということ。結局人間というのは感情で動く動物であり、理屈に左右されない好き嫌いが大きな影響を持っているということだろう。

 

ただここまで考えると、疑問に思うことが出てくる。「意識の門」に感情のフィルターを設けたのは誰? というもの。

 

そりゃ自分自身だろう、というのが予想される多数意見。だけど「意識の門」に設定されている要因を、ボクたちの顕在意識は把握していない。つまり自動的に機能していて、ボクたちが受け取るのは結果だけ。感情なんて理屈じゃない。

 

だからといって、潜在意識が「意識の門」をコントロールしているという論理は納得できない。例えば虫歯の強烈な痛みに苦しみながら道を歩いていたとしよう。そのことで頭がいっぱいになっているはず。

 

だけどいきなり車が自分に向かって突っ込んできたら、あるいは怪しい男が包丁をもって近づいてきたら、「意識の門」は歯の痛みを放棄してそちらにハンドルを切り替えるだろう。そんな予測できない突発的な出来事に対して、潜在意識が「意識の門」をコントロールしているとは思えない。

 

かなり突拍子もない発想だけれど、ボクたちが現実だと思っているのは仮想世界であって、誰かがプログラミングしていると考えるほうが納得できる。そうなると問題は、プログラミングをしているのが『誰』なのかということ。

 

事実はどうなのかわからない。でも自由に考えていいのがフィクションの世界。ボク自身もその『誰』かを知りたいから、小説の登場人物たちと一緒に探している。さて、その答えは見つかるかなぁwww

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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