これこそAIの得意技
今日も朝から雨。菜種梅雨なのでどうしようもない。でも昨日の夜の予報だと、今日の午前中の神戸は曇りだった。でも朝から雨が降っていて、天気予報もあまりあてにならない。
近年の天気予報はスーパーコンピュータで計算している。様々な気象情報を入力することで、より正確な予報が出されている。でも台風の接近に関するスーパーコンピュータの予測を見ていると、かなりの振れ幅がある。結局は直近にならないとわからない。翌日の天気でさえ外すことがあるくらいだからね。
ところがスーパーコンピュータをしのぐ正確な予報を出したものがある。それはAIだった。少し前のネット記事では、AIにこれまでの気象の「結果」を学習させたところ、スーパーコンピュータより正確な予報を出したことが紹介されていた。
具体的な結果を学習させて未来を予測するのはAIの得意技だと思う。その得意技で人命を救うことができるかもしれない。
Googleが洪水を1週間前に予測し世界80カ国4億6000万人を水害から救えるAIを発表
そのAIはGoogleが開発したもの。世界では洪水で大勢の人命や財産が奪われている。ところが発展途上国では河川に流水計が設置されていないことで、洪水を予測することが難しいそう。かといって設置するだけの経済的な余裕がない。
そこでGoogleはすでに世界で設置されている5680個の流水計データをAIに学習させた。1980〜2023年までのデータ。それで洪水の可能性を予測させてみたそう。これまでの洪水予測はGlobal Flood Awareness System(GloFAS)という予測ソフトが使われていた。けれども予測できるのは0日。つまり洪水が起きる直前。
でもGoogleのAIに予測させると、最大で7日前までの洪水を予測することに成功したとのこと。その精度はGloFASとさほど変わらなかったらしい。だから流水計がない国や地域において、このAIを活用することで洪水を予測することができる。
Googleによると、4億6000万人が住む世界80カ国で洪水予測を発信することが可能になり、その予測情報をGoogle検索やGoogleマップ等で提供しているとのこと。これは本当に素晴らしいAIの活用方法だと思う。AI開発を進めている他の企業も、こういう分野で競争意識を持ってほしいと思う。
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