立春を迎えて思うこと
今日は立春です。暦の上ではもう春です。一般的な新年のスタートである元旦は大切にしていますが、もっと大切な気持ちで迎えているのが立春です。私にとっては、今日が本当の新年の始まりです。
ということで、今朝の初日の出です。今日はこのまま青空が広がる天気で、今もブログを書いている部屋から大阪方面が夕日に輝いてるのが見えます。素晴らしい1年の始まりですね。そういえば歌舞伎役者の市川海老蔵さんも、今朝のブログで「明けましておめでとう」と書かれていました。やはり古典芸能の世界でも、立春が新しい1年の始まりなのですね。
そんな新年を迎えて、思うことを書いてみたいと思います。2015年になってから「今日の言葉」というカテゴリーでブログを更新しています。尊敬するクリシュナムルティの言葉を、365日に亘ってブログに残そうと思っています。今日も35回目をアップしています。
難解な言葉の多いクリシュナムルティですが、一人でも多くの人の心に響けばと思い書いています。ただ、その本当の目的は私自身のためです。私の言葉を一切使用せずに、彼の言葉だけを長くても500字までにして要約しています。
これは意外に骨の折れる作業でして、かなりの集中力を要します。じっくり深く読み込まないと、その意図が間違って伝わる可能性があります。そしてそれを文字にすることで、さらに深く集中します。結局そうすることで、クリシュナムルティの言葉が私の意識の奥深くに刻まれていることになります。
通常の読書の感覚で読み進めるだけですと、わかったような気がして通り過ぎてしまいます。小説と違ってストーリ性がない分、心に残る分が思っているより少なかったりします。しかしこうして毎日集中して文字にすることで、ようやく彼の真意が見え始めてきたような気がしています。今年の大晦日を迎える頃には、その思いがもっと強くなっているでしょう。そういう意味で、私自身のために更新しているのです。
ですからわずか一ヶ月余りですが、自分の意識が変化してきたのを感じています。以前から感じていたことですが、自分の人生の課題は全て「今、ここ」に存在することをさらに確信しています。そしてその課題に対してひとつずつ向き合うことで、さらに深い課題と出会うことができます。
「今」取り組むべき課題を避けると、それが限りなく続くことが理解できてきました。形を変えて見た目は違うシチュエーションに思えますが、その本質は同じなのです。その課題に対する答えを探そうと過去生をどれだけ探っても、何も見つかりません。先延ばしにして未来に期待しても、いつまでも課題を抱えたままになります。「今、ここ」で自分がその課題に対して、どのように対処するかだけが求められていることなのです。
立春を迎えて思うこと。それはいつまでも同じゲームを続けることを止めようと決心したことです。RPGのゲームでも、いつまでも同じステージを続けていたらつまらないですものね。「今」取り組んでいるステージを全力でクリアして、次のステージを楽しむ勇気と意欲を持ちたいと思います。
同じゲームを続けていると安心だと思う気持ちがあるのも事実です。変化を恐れるあまり、ある程度対処できる範囲でゲームを繰り返すことを無意識に選んできました。同じパターンにいると、どこか安心するのが人間です。でも同じことで苦しむことからも抜け出すことができません。それは次のステージに進むしか方法がないのです。新年を迎えて、「今」の私が思うことを書いてみました。
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