今日の言葉 8月24日
『あるがままからの自由』
有徳であることは、あるがままの理解を通じてもたらされます。
一方、有徳になることは先送りしているということであり、自分がなりたいと思うものによって、あるがままを覆い隠すということです。ですから有徳になることによって、あなたはあるがままに直接基づいた行動を避けているのです。理想を育むことによって、あるがままを避けるこのプロセスが有徳であるとみなされています。
しかし、直に注意深く見つめてみるならば、それが決して有徳の類ではないことがお分かりになるでしょう。それはあるがままに面と向かい合うことを先送りしているにすぎないのです。あるがままでないものになることが徳なのではありません。徳とはあるがままを理解することであり、故にあるがままからの解放であります。急速に崩壊しつつある社会にとって、徳とはなくてはならないものなのです。
〜クリシュナムルティ著『四季の瞑想—クリシュナムルティの一日一話』より〜
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