エンタメ世界に浸る日々
僕はエンターテイメントの世界が大好き。それが映画でも音楽でも、一流の人の姿やパフォーマンスに触れているだけで幸せになる。
今日の午後に、最高のライブ映像を観た。アーティストはこの人たち。
『U2ライブアット アビーロード スタジオ』というもので、昨年の11月にロンドンのアビーロード スタジオで開催されたU2のライブ。
バッグにオーケストラと大勢のコーラスを引き連れている。だから音が厚くて、ものすごい迫力だった。ボノも歳を取ったけれど、まだまだ現役だよね。昨年にリリースされたニューアルバムの曲を中心にして、定番の曲も演奏されていた。全曲知っていて歌える自分に笑えてきたけれど。
U2の曲はメロディだけでなく、歌詞もいいんだよね。とてもシンプルで、英語が達者でなくても理解できる。だけど強いメッセージ性を持っている。ボノが何度もMCで言っていたけれど、自分たちの曲は聴く人に届ける『手紙』とのこと。その通りだと思う。
そして昨日は、映画世界のエンタメを堪能した。それは今年の3月4日に行われた、第90回アカデミー賞授賞式の模様。ようやく、昨日に録画を観ることができた。
毎年楽しみにしていて、欠かしたことがない。今年の司会は、昨年に引き続いてジミー・キンメルが務めていた。俳優、コメディア、そして映画プロデューサーという肩書を持つキンメルの司会は最高。めちゃ笑うし、的確なメッセージに思わずうなずいてしまう。
特に今年のハリウッドは、”#Me Too”旋風が吹き荒れている。ハリウッドの重鎮によるセクハラが問題になり、追放問題にまで発展している。もちろんその旋風は世界中を瞬く間に吹き抜けている。
主演女優賞を受賞したフランシス・マクドーマンドのスピーチが、もっとも印象に残っている。映画に関わる女性すべての起立を促し、女性の立場を改めて強調していた。率先して立ったメリル・ストリープの姿が心に残っている。
個人的には、主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマンの初受賞が嬉しかった。今までオスカーを受賞していないのが不思議だったから。彼ほどどんな役でもできる俳優はいないと思う。それにしてもチャーチルに扮したゲイリーにびっくりした!
もうチャーチルにしか見えない。この映画で日本人の辻一弘さんがメークアップ賞を受賞したのはうなずける。とても特殊メイクだとは思えない。やっぱりハリウッドはすごいわ。
女優さんたちの衣装を見るのも楽しみのひとつ。ボクのお気に入りはこの人。
もっとも強いオーラを感じたのは、このエミリー・プラント。とても母親になったとは思えない。まぁ正直に言えば、めちゃファンだということなんだけれどwww
今回驚いたのは、ラストの作品賞の発表。このとき、なぜ2年連続で司会をジミー・キンメルがやっていたのかわかった。プレゼンターの二人を見たとき、思わず叫び声をあげてしまった。
そうきたか〜〜!
これは去年の映像じゃないからね。知っている人は多いけれど、昨年に作品賞のプレゼンターとして登場したウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイ。ところが運営側のミスで、ちがう受賞者の名前を読み上げることになった。
ウォーレン・ベイティの困った顔を見て、本当に気の毒だった。だからその謝罪とリベンジの場として、今年もこの二人が作品賞のプレゼンターになったということらしい。だから昨年の失態をなんとか収拾したキンメルにも、2年連続の司会を依頼したんだと思う。
なかなか粋な計らいだよね。これこそエンタメの真髄だと思う。今年の授賞式も、とても楽しく見ることができた。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。