夢と目標は、似て非なるもの
昨日の雨が嘘のように、今日の神戸は見事な快晴。気温は高めだけれど、空気が乾燥していて気持ちがいい。こんな日は、ちょっと外を歩きたくなる。ということで、ランチはお気に入りのピザ店へ行くことにした。
このお店まで、歩いて10分足らずだからね。今日は女性客も多く、いつもより賑わっていた。パスタとピザのランチセットを選んで、妻とシェアした。
選んだパスタは『カーチョ エ ペーペ』という名前で、ローマでは定番らしい。ペコリーノチーズと黒こしょうのクリームソースで、チーズ好きにはたまらない。
ピザは『フンギ』というものをチョイス。たっぷりのキノコと生ハムのピザ。これまた絶品だった。あまりにお腹が減りすぎてたから、料理の写真を撮るのを完全に忘れていたw
歩いて行ける場所にこんな店があるもんだから、徒歩圏内から外に出るのは月に一度あるかないかという生活。今日の店だって、ふらっと出かけてじっくりと食事して、1時間足らずで帰ってこれる。遠方だとしても通いたいほどのお店だから、マジで幸せを感じている。
おかげで時間の節約ができるので、午前も午後もたっぷり仕事ができた。今日は後半の要になる章を書き切れたので、ちょっと疲れたけれど充実した1日だった。いよいよエンディングに突入だな。なんとか無事にタッチダウンできたらいいんだけれど。
毎日文章を書いていると、なんとなく「言霊」を意識することが増える。書く文字や話す言葉というのは、人間の意識に大きな影響を与えるように思う。だからステレオタイプな感覚を捨てて、それぞれの言葉が持つ意味を自覚する必要がある。
最近意識して使わないようにしているのが、『夢』という言葉。眠っているときに見る夢ではなくて、自分の将来の展望を言語化するときに使う言葉。そういう意味で使う『夢』という言葉は、耳ざわりがいい割に中身がない。やけに形ばかりが大きくて、空洞化しているように感じる。
この言葉から感じる印象に、『いつかこうなったらいいなぁ』という願望しか感じないから。それを実現するために、『今』何をするべきかというものが見えてこない。どこかうわの空で現実から逃避して、理想的な未来を夢想しているようにしか見えない。
だからボクは『夢』という言葉を使用しないで、『目標』という言葉を意図的に使うようにしている。単なる言葉遊びのように思うかもしれないけれど、実際に使い分けてみると、その雰囲気を感じられると思う。
「俳優になるのが夢です」と「俳優になるのが目標です」を並べてみると、後者のほうに次の展開が見えてこないだろうか? そう発言した人物が、次の行動を視野においていることを感じる。やはり言葉というのは、『言霊』が存在するということ。
小学生の子供に作文を書かせるのなら、『将来の夢』というお題を『将来の目標』に変えるべきだと思う。子供なりに、その未来に対する具体的なものの見え方がちがってくるはず。日常的に使う言葉を変えていくことで、大きな変化を呼び込むことができると思う。
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