コロナ特需で勝利したのは?
4日に1度しか買い物に行かないけれど、スーパーを観察していると世相を反映していて面白い。ボクがメインで使ってるスーパーは、毎週月曜日は全品10パーセント引きをやっていた。
緊急事態宣言が出た直後は、混雑を避けるため月曜日と火曜日の二日に分散した。ところがかえって顧客が殺到したのだろう。結局は緊急事態宣言が解除されるまで、10パーセント引きを中止することになった。
それで解除された昨日の月曜日。そのスーパーに行ってみると、それまでと同じく10パーセント引きが中止となっていた。中止理由から緊急事態宣言の文言が消えていたので、当面のあいだはやらない意向らしい。店内が混雑する危険を考えたら、賢明な措置だと思う。
スーパーに行っても目的の商品しか買わないので、店内全体を見たわけじゃない。それでも相変わらず品薄の商品が目立っている。お好み焼き粉、たこ焼き粉という『粉もん』、パスタ、そしてバター。これらが普通に陳列されているのを、ここ数ヶ月は見たことがない。
スーパーが正常に戻るには、まだまだ時間がかかりそう。それでも生活必需品を扱っているお店は、苦労が多いだろうけれどなんとか営業できている。それに比べて飲食店やホテルは先行き不透明。特にインバウンド頼りだった業界は、絶望的な気分になっているだろう。
そんな状況でも売上を伸ばしている業種がある。そして売れている商品がある。それらをまとめた記事には、現在の世相が反映されていた。
バナナ、たこ焼き、かぜ薬…“特需”ドラッグストアで「意外に売れたもの」「売れなかったもの」
こんなことを書いたら怒られるかもしれないけれど、なかなか面白い記事だった。基本的に予想していたとおり。やはり『粉もん』は異常なほど売れているし、パスタやホットケーキミックスも同じ。バターが売れるのも自宅でお菓子を作る人が増えたから。
つまり外出自粛と学校の休校がモロに影響している。自宅での食事が増え、子供たちのオヤツまで家で作ることが増えた。それで手軽な商品が爆売れしている。免疫を上げると言われている、納豆やヨーグルトもよく売れているそう。そういえば、我が家にも常備してあるなぁ。
だが意外だったのは業界全体の売上推移。ボクはスーパーが大幅に利益を出していると思っていた。ところがスーパー業界は、昨年の同時期に比べて売上を落としている。これは意外だった。だって外食をする人が減っているはずだから。
同じくコンビニも売上が落ちている。おそらく外に出る回数が減っているからだろう。ボクだって2日に一度の買い物を、4日に一度へと変更した。4日分なので大量に買っているように思うけれど、2日に1度に比べてトータルは減っているのかもしれない。
それを証明するかのように、ゴミの量が減っている。スーパーも特売をやめて混雑を避けるようにしていることで、月単位で見たら来客数が減っているのかもしれないね。コンビニの売上減も同じ理由だと思う。
そのなかで売上を伸ばしている業界がある。おそらくほとんどの人が想像できる。そう、ドラッグストア。
マスクやトイレットペーパーを求める人たちがドラッグストアに殺到した。最近のドラッグストアは食品も置いているので、ついでに購入する人が増えたらしい。ボクもお菓子が安いので買うことが多い。
自宅での仕事が増えたので、化粧品等の売上は落ちているらしい。それでも全体として前年比を上回る売上を計上しているとのこと。コロナ特需で勝利したのは、ドラッグストアかもしれないね。
もし利益が出ているなら、従業員の人たちに還元してあげて欲しい。だってマスクを求めるウザい客に、散々罵声を浴びせかけられてきただろうから。スーパーを含めて、生活必需品を扱ってくれる彼らがいたからボクたちの生活が成り立っている。本当に感謝しかないよね。
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