最終作が最高作だった!
今週は週末まで面倒なことが控えている。今日はその第1弾だったけれど、無事に予定どおり済ますことができた。でもラスボスは明後日なので、それまで緊張が続きそう。こんなときは元気が出る音楽を聴いたり、映像を観るのが一番。ということで自分を元気づけるために動画をリンクしておこう。
アヴィリル・ラヴィーンは今年の2月にニューアルバムをリリースしている。アップテンポのロックを中心とした最高のアルバムで、元気をもらえる楽曲ばかり。なかでも最高に楽しいのは、マシン・ガン・ケリーとのコラボ曲。二人の相性はバッチリで、このままバンドを組んでもいいと思うくらい。
そんな二人のコラボ曲の公式ライブ映像が、つい数日前に公開された。『Bois Lie』というタイトルで、元気が欲しい人はこの動画からパワーをどうぞ。
そして昨日読了した小説からも、ボクは感動という元気をもらった。シリーズ完結作だけれど、ボクはこの作品が最高作だと思う。
2022年 読書#81
『第四 若草物語』L・M・オルコット著という小説。女性向けの物語だと思っていたけれど、二本の映画化作品を観たことで、すっかりこの物語の世界観にハマってしまった。それで原作を読んでいたけれど、この作品で完結となる。なぜならこの作品を書いた2年後、著者は亡くなっているから。
『若草物語』と一括りにされているけれど、最初の2作品と後の2作品とは大きな時間の差がある。映画にされているのは最初の2作品、ジョーを主人公に、メグ、ベス、エイミーの四姉妹の物語になっている。ベスは病気で亡くなってしまうけれど、他の3人が結婚したところで終わっている。
この作品は著者の体験に基づいたもので、実話もかなり含まれているらしい。それでもボクはその後の3姉妹が気になって、当然ながら続編となる残り2作を読んだ。正直言って、3作目は戸惑った。
映画ではジョーは作家として成功したように描かれている。だけど原作はそうではなく、夫と共に私設学校を運営していた。ジョーの子供たちだけでなく、メグの子供たち、さらに身寄りのない子供を含めて12人の少年少女が同居していた。登場人物が増えたことで、かなり混乱した。
でもそれぞれのキャラが素晴らしくて、戸惑いつつも感動してしまった。そしてついに完結編となった。これが本当に素晴らしかった。
ジョーが作った学校はローリーの援助を受けて大学へと進化していた。そして第3作で少年少女だった登場人物たちの多くは成人していた。まだ幼児だったジョーの末っ子であるテディもティーンエイジャーとなっていた。何より嬉しいのは、ジョーが作家として成功していたこと。
読んだことがない人にこれ以上詳しく書いても理解できないだろう。とにかくボクの感想としては、全ての作品を通じて最終作が最高だった。登場人物が多くてごちゃごちゃになりそうだけれど、キャラ設定が完璧なので彼らの人生が手に取るように感じられる。
進路に悩んだり、恋をしたり、犯罪を犯したり、遭難したりと、各人物に様々な出来事が起きる。後半などボクは何度泣いたことか。なぜこの作品を映画化しないんだろう? たしかに最初の2作はこの物語の根幹だと思う。
だけど三姉妹の努力が結実するのは、この最終作品だと思う。できることなら、ボクはこの作品の映画化作品を観たい。とても19世紀に書かれた作品だとは思えなかった。これで終わったけれど、寂しくてジョーたちに会いたくなったら、またこの作品を読み直そう。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする