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高羽そらさんインタビュー

小さな挑戦は人間の本能かも

ボクが子供のころ、横断歩道を歩くときに真剣になっていたことがある。それは横断歩道の白い線だけを踏むというもの。子供にすれば少し勢いをつけないとできない。どうでもいいような小さな挑戦だけれど、横断したあとに不思議な達成感があった。

 

実は大人になっても同じようなことをやっている。路側帯の白線の上だけを歩いたりとか、階段を一段飛びで登るとか。どうやらそんな行動は世界共通らしく、イギリスでユニークな実験が行われた。

 

歩行者は単調な歩道より「障害物のあるコース」を選んで歩きたがると判明!

 

イギリスのケンブリッジ大学の研究チームが行ったもの。具体的な内容はリンク先の記事を読んでもらえたらと思う。普通の平坦な道と、飛び石や段差がある総外物のあるコースが並べられている。そのどちらを選んで歩くかを、600人について調査した。

 

結論から言えば、『平坦な道が続く一般的なコースと障害物(バランス台・飛び石・段差)のある難度の高いコースが並んでいた場合、約78%の人が後者を選ぶことが分かりました』とのこと。

 

人間は保守的なようで、意外に挑戦する気持ちもあるらしい。ただし難易度が高い障害だとそのコースを選ぶ人が減る。低〜中程度の難易度だと平坦な道よりも、そちらを選ぶ人が78%という結果になった。適度なレベルの挑戦であることがポイントだということ。

 

この結果はとても興味深い。人間は挑戦するという気持ちを本能的に持っているということ。ただし、難易度の高い障害には二の足を踏んでしまう。これは心理学的に応用できる結果だと思う。

 

人間が時間を忘れるほど集中する状態をフロー、あるいはスポーツ選手ならゾーンという言葉を使う、この状態に至る条件として重要なのは、努力は必要だけれど絶望するような障害に取り組んでいないということ。

 

わかりやすい例で言えばテレビゲーム。ラスボスがあまりに強すぎるとやる気がなくなってしまう。だけど頑張れば勝てるレベルの実力だと、食事を忘れてでもゲームに没頭してしまう。ケンブリッジ大学の結果は、人間のモチベーションを高めるのに適度な障害が重要であることを証明していると思う。

 

だから何か目標がある場合、最初の設定があまりに高度だと挫折してしまう。集中が必要な難易度だけれど、勝算が持てる障害ならばモチベーションを維持できるということ。人間の本能として挑戦する気持ちはあるから、小さな挑戦を重ねて成功体験を積み上げていくことで目標に近づけるんだと思う。

 

そこで重要なのが、自分の力量を知ること。こればかりはやってみないとわからない。それゆえ夢や目標があるなら、尻込みしていないでまずはやってみること。そして自分の現状を思い知ることが大切だと思う。

 

自分の力量を把握したうえで、小さな挑戦を続けていく。そして少しずつレベルを上げていくことで、目標を達成する近道なのかもしれないね。特定の世界で成功できるのは、その人が適切な目標をアップデートしていく結果なんだと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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