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高羽そらさんインタビュー

スパイダーマンの総決算

最新版の『スパイダーマン』を観ていないことを思い出して、すでに公開されている3つの作品を追いかけてきた。そして現時点で最新作になる第3弾を観てもうビックリ! まさかこんな展開になるなんて。アクションと笑いで過ごしてきた過去2作だったのに、この作品でついに感動の涙をこぼしてしまった。

 

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2022年 映画#197

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(原題: Spider-Man: No Way Home)という2021年のアメリカ映画。日本で公開されたのは今年の1月なので、まだ1年が経過していない。有名な作品なのでネタバレしても大丈夫だと思う。でもこれから観ようと思っている人で、素直に驚きたい人はこの先を読まないほうがいい。ボクも予備知識ゼロで観たから、本気でぶったまげてしまったから。

 

第2弾の続編としてスタートする。前作のエンディングで、死ぬ間際のミステリオが爆弾宣言をした。スパイダーマンに濡れ衣を着せるだけでなく、彼の正体がピーター・パーカーだと写真まで公開してしまった。

 

それゆえ今回は大騒ぎで始まる。ピーターだけでなく叔母のメイ、親友のネッド、そして恋人のMJまで逮捕されてしまう。最終的に証拠不十分で濡れ衣は晴れたけれど、ピーターがスパイダーマンであることは知られてしまった。3人は高校を卒業してMITへの進学を決めていた。

 

なのにスパイダーマンの友人や恋人だということが理由で、3人とも学力では問題ないのにMITが不合格になった。友人たちの人生を狂わせたことにショックを受けたピーターが相談したのは、なんと魔術師のドクター・ストレンジだった。もちろん演じているのはこの作品で主演しているベネディクト・カンバーパッチ。

 

ピーターの希望は、世間の人の記憶から彼がスパイダーマンであることが消えること。ところがその魔術の最中に、ネッドやMJも自分のことを忘れてしまうことに気づいたピーターは、条件変更をストレンジに迫る。その結果、魔術が失敗して他次元の扉が開いてしまう。

 

さて、ここからがネタバレなんで、知りたくない人はさようなら、

 

開いた他次元というのは、過去のスパイダーマン作品の世界だった。トビー・マグワイアが主演したスパイダーマン、そして2代目で主演したアンドリュー・ガーフィールドの世界。最初にやってきたのは、二つの世界の悪役たち。

 

だからボクのように過去作品を観ている人は喜ぶ、あるいはガッカリするところ。過去作品に思い入れがある人は、やめて欲しいと思うだろう。でもボクのようにパラレルワールド好きには最高の展開。

 

だってその当時の俳優がそのまま登場しているから。ウィレム・デフォー、アルフレッド・モリーナ、そしてジェイミー・フォックスという名前を見るだけで、彼らが演じていた悪役の姿が目に浮かぶ。

 

ストレンジに命じられて、ピーターは彼らを捕らえた。だけどそのまま戻せば死んでしまう。叔母であるメイはそんなピーターに、彼らの悪心を癒して帰すように願う。そうすれば死ぬことがないから。この決断が更なる混乱を招き、結果としてメイが死んでしまう。

 

初めて肉親の死を目の当たりにしたピーター。実は過去の二人はその辛い経験をしている。叔父を亡くし、恋人を死なせている。だからそんな3代目ピーターの気持ちがわかるのは彼らしかいない。ということで3人のスパイダーマンが揃うことになる。いやいや、マジですごいわ。

 

結果として亡くなった叔母の意思を継いで、3代目ピーターは悪役たちを癒すことに成功する。だけど開いた次元の扉がさらに拡大しようとしていた。それを止める方法はたった一つしかない。

 

ピーターの記憶を世界中の人から消してしまうこと。他人だけでなく、親友のネッドや恋人のMJも彼を忘れてしまう。葛藤するピーターだけれど、最終的にはその事実を受け入れる。ネッドとMJとの別れのシーンを思い出すだけで涙が出てくる。

 

「絶対にわたしたちを探して」とMJは懇願する。ピーターも「必ず探す」と答える。

 

だけどエンディングは切ない。二人に会いに言ったピーターが、親友であり恋人だった彼らに自分のことを伝えることができなかった。ここでまた泣いてしまった。さてこのシリーズはここで終わるのだろうか?

 

エンドロールに少しだけ答えがあった。なんとトム・ハーディが『ヴェノム』の役のままで登場。そしてスパイダーマンに会う必要がると言ってバーから出ていった。つまりまだ続編があるということ? だったらネッドとMJとの再会もあるのかな? 

 

とにかく盛りだくさんで、スパイダーマンの総決算という素晴らしい作品だった。それにしてもトム・ホランドはいい俳優さんだね。彼の作品を探してみよう。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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