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高羽そらさんインタビュー

ゾーン状態に起きていること

「ゾーン」や「フロー」と呼ばれる意識状態を聞いたことがあるだろうか? 優れたスポーツ選手がよく口にしている言葉。極度に集中力が高まった状態で、周囲の状況が騒がしくてもその集中力を邪魔しない状態。スポーツだけではなく将棋の達人等にもみられる。

 

この「ゾーン」に入る状態というのは、経験した人ならよくわかると思う。だけどその感覚を言語化するのは難しい。ボクは文章を書いているときによく「ゾーン」に入る。昨日の午後に2時間ほどかけてブログの連載記事を書いていたとき、完全に「ゾーン」状態になっていた。スピリチュアル的な分野では、チャネリングも「ゾーン」に入った状態だと思う。

 

その「ゾーン」に関して興味深い研究結果が紹介されていた。

 

超集中状態「ゾーン」に入ると、脳で何が起きているのか?新たな研究でその謎が明らかに

 

リンク先の記事は、米国ドレクセル大学の心理学者ジョン・クオニオス教授らによって発表された研究結果をまとめたもの。32人のジャズギタリストを被験者にして調査したもの。ジャズギタリストはアドリブの名手。彼らがアドリブに没頭している時は、完全に「ゾーン」に入っているから。

 

これまで「ゾーン」に入った時の脳の状態に関して2つの仮説があったそう。

 

1つは元々人間に備わっている脳内ネットワークが活性化して、様々なアイデアが湧き起こっているという仮説。

 

もう1つは脳内ネットワークが関与することなく、経験を通じて育まれた専門的な知識によって作られた、独自の神経処理ネットワークが関係しているという仮説。

 

ギタリストの脳波を調査した結果、元々人間に存在する脳内ネットワークは使われていなかった。つまりもう一つの独自のネットワークが活性化していて、わかりやすく言えば「自動操縦」の状態になっていたとのこと。

 

これはボクも自覚として納得できる。アドリブに没頭しているギタリストは、憑依されたような状態でメロディを奏でていると思う。それまで長い時間をかけてギターの技能を身につけてきたことで、自分という存在を明け渡すことができるからだと思う。

 

ボクが文章を書いて「ゾーン」に入っている時も同じ。まさに「自動書記」のような状態で、ボク個人の「自我」では発想しないようなことが湧き出てくる。それはキーボードを打つことに関して、ブラインドタッチを無意識で操作できる練習を積んだからだと思う。

 

これはボクの私見だけれど、「ゾーン」状態に入っているときの人間は、「悟り」あるいは「目覚め」の意識状態を体験しているのではないだろうか? というのはボクの経験からすると、完璧に「時間」の概念が吹っ飛んでいるから。昨日も2時間も文章を書いていたのに、数十分しか経っていないように感じた。

 

「自我」は原因と結果という時間の世界に縛られている。けれども「ゾーン」に入ることで「自我」を一時的に手放し、「目覚め」の状態を体験しているんだと思う。だから「時間」を感じない。この「ゾーン」について研究を深めていくことで、「悟り」という現象に科学的アプローチができるような気がするなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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