今日の言葉 2月16日
『観念なき行動』
刻々の体験が起こり得るのは、精神が観念から自由である時だけです。観念は真理ではありません。そして真理は、一瞬一瞬、直接体験されるべきものなのです。それはあなたが求めている経験とは違います——あなたが求めている経験と同じであったら、それは単なる感覚にすぎなくなります。刻々の体験の状態が起こるのは、人が観念の束——すなわち、部分的または全体的な連続性を持った「私」、精神——を乗り越えることができ、思考が全く静まり返っている時だけです。そしてその時、人は真理の何たるかを知ることでしょう。
〜クリシュナムルティ著『四季の瞑想—クリシュナムルティの一日一話』より〜