もしタイムマシンがあれば…
うう、蒸し暑い。梅雨前線が神戸上空を北上したようで、昨日までと違う湿度の高い空気に包まれています。ここのところ過ごしやすかっただけに、かえって身体が重く感じますね。
昨日の散歩中に撮影した写真です。今日は蒸し暑いだけで雨は降っていませんが、またまた明日は雨の予報。それもiPhoneの天気予報には雷マークが
いよいよ梅雨末期の激しい雨の時期が来たのかもしれません。覚悟して外出しましょう。留守番をするミューナは雷大好きニャンコですので、それだけでも安心です。
さて、昨晩読了した本です。
『本能寺の変 431年目の真実』明智憲三郎 著という本です。
23万部以上売れたというベストセラーです。出版当初から興味はあったのですが、半年以上図書館で予約待ちでした。でも待った甲斐があると思えるほど、とても面白い内容でした。小説ではなく、膨大な資料を元にして記された歴史書です。
本能寺の変といえば、織田信長と明智光秀。この著者の姓は明智です。著者紹介によりますと、戦国時代に明智残党狩りの手を逃れた光秀の子「おづるまる」の子孫とのこと。真偽は別として、もし自分が末裔だと知ったら先祖の汚名を晴らしたいと思うでしょうね。
私は日本の歴史が大好きですが、特に興味を持っている時代がいくつかあります。天武天皇がいた飛鳥時代。南北朝時代。そして戦国時代と明治維新です。特に私は織田信長という人物が大好きです。
比叡山の僧侶たちを皆殺しにしたり、本願寺の僧兵を叩きのめしたりと、神をも恐れぬ悪鬼のような独裁者として知られています。でも戦国時代とはそうしたものです。江戸幕府を開いて戦国時代を終結させた徳川家康だって、大勢の人間をなぶり殺しにしています。善悪の観念だけで歴史を見てしまうと、その本質を見逃してしまうと思います。
信長という人物は、既成概念にとらわれない自由な発想を持っていました。自分に限界を設けず、目的に突き進む力強さに溢れています。ところが道端で施しを求める乞食に優しい声をかける、という一面も持っています。現在の日本にいれば、Appleのような多国籍企業を創業するタイプだと思います。
本能寺の変に関して、私たちが常識として知っている事実が脚色されたものであるのは明確です。歴史というものは勝者が残すものですから、結果的に織田家の政権を簒奪した秀吉によって押し付けられた都合のいい事実です。こうした謀反がらみの出来事には、隠された事実がいくつもあるはずです。
この本を読む以前は、光秀冤罪説を支持していました。ところが昨日から考えを変えています。とても説得力のある仮説でした。著者は史料も適切に読み解かれておられますし、無理やり自説をこじつけるような横柄さは感じませんでした。この著者の考えに、一票を投じたい気持ちです。
興味のある方は、一読をお勧めします。今まで想像できなかった展開を体験できると思います。もちろん登場するのは、織田信長、明智光秀、豊臣秀吉であるのは間違いありません。しかし最も重要なキーマンとなるのが、徳川家康です。
そこに明智光秀の縁戚にあたる、細川藤孝、忠興の親子が絡んできます。誰もが自分の思惑を優先し、千載一遇のチャンスをものにしようと考えていました。信長も決して無防備に暗殺されたのではなく、ある謀略を持って本能寺にいたわけです。このあたりのことを書き出すと止まらなくなるので、このへんにしておきましょう〜
どちらにしても事実は一つです。パラレルワールドは無視ですよ。もしタイムマシンがあるのなら、その一つの事実を知りたいです。そして信長という人物を、この目で感じてみたい。
もし誰にも言わないと約束したら、その事件の当事者が教えてくれないでしょうか? 今度体外離脱したら、当事者を探してみようかな。ちょっと怖い気もするけれど……。
『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。
『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。
暁美ほむらさん、コメントありがとうございます♪
ワァオ、ほむらさん、めちゃ詳しいですね!
う〜ん、洋画もよくご存知だし、戦国時代も詳しい。とても興味深い方ですね!
信長の家臣に対する姿勢は、佐久間の時に顕著でしたね。日本の国土は限られていますから、恩賞を与えるには他の家臣の領地を奪うしかない。そして、最終的には大陸進出しかないですものね。
本能寺で暗殺されるはずたった家康は、光秀と組むことで信長排除に成功。でも、細川藤孝から事情を聞いた秀吉が、その上前をはねたという図式ですね。
フィクションなら何を書いても自由ですから、小説にしてみたくなりますね〜!
こんばんは、私も織田信長には結構興味(身近にいたら嫌ですけど)がありますし、本能寺にしても思うとこあります。
前から明智光秀の単独反抗説には懐疑的でした。あれもいろいろな要素が絡まりあってると
思います。まず信長は気に入らなければ側近でも平気でころしてしまう(信長の旗本が毎朝出勤するさい妻と別れの盃をかわしてから出勤して
たというから、その恐ろしさは計り知れないですね)
いらなくなれば長年の部下も平気で身ぐるみはいで追放(佐久間、林、安藤等)、さらに官位の就任問題等で朝廷と対立、
特に佐久間(信秀が信長を後継者としたのに家臣は弟を立てて反抗、その中で佐久間は唯一(重臣の中で)信長を支持し
信長の味方をし、数々の活躍をしたが、用済みになるや理由つけて追放、
この影響はかなり大きいと言われてます、あと徳川家康も粛清されるのは察していていろいろやってたみたいですしね、
本能寺の時も光秀が京都に向かってた時に、明智光秀の足軽は信長の命令で
家康をうちにいくんだと思ってて、本能寺を責めると聞いた時驚いたとありますので足軽でさえも
次のターゲットは家康だとしってるわけなんですよね、
他にもいろいろな要素が絡まってて、本当に難解なミステリー小説の赴きを示してますね、
秀吉も毛利(エイケイを通じて)と組んで信長に反抗する機会を伺ってたとこありますし