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高羽そらさんインタビュー

セクハラがまかり通る時代

昨日に比べて、今日は穏やかな神戸です。快晴ではないですが、そこそこ青空が広がっていました。

 

昨日の暴風でルミナリエに被害があったことをブログに書きました。それだけではなく、JRでも大きな被害が出ていたようです。

 

私がいつも利用する六甲道駅と三宮方面の灘駅との中間に、来年の3月開業予定の麻耶駅があります。昨日の午後1時頃、その建設現場の足場が暴風で倒れ、午後10時頃まで電車が停まっていました。

 

私が買い物に出て六甲道駅の改札前を歩いていた時は、普通に走っていました。私が自宅に着いた直後くらいに、その事故が起きたとのこと。確かに家にたどり着くのが大変なくらいの暴風でしたから……。

 

昨日のルミナリエにJRで行く予定だった人たちは、完全にアウトでしたね。幸い神戸はJRの北と南で、阪急電車と阪神電車が並走しています。ですから混雑はするでしょうが、移動に問題はありません。それでもかなり混乱したでしょう。大きなけが人が出なかっただけでもよかったです。

 

さて今朝の午前中に『妖精からの招待状』の最終回をアップしました。過去二つの連載より長くなりましたが、ようやくエンディングを迎えることができました。今年いっぱいの連載はお休みして、来年からは新しい連載を始める予定です。来月中くらいはこの作品をブログに残しますが、それ以降は削除してリノベーションに入ります。全体の感想は、後日のブログで書きたいと思っています。

 

話は変わりますが、半世紀という時間の流れをモロに感じる映画を観ました。原節子さんの追悼で放送された作品です。

 

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『秋日和』という1960年の映画です。デジタルリマスターの映像でしたので、とても綺麗でした。私にとって原節子さん出演の2本目の映画であり、同じく小津安二郎監督作品2本目の鑑賞になります。突っ込みどころ満載ですが、とても素敵な作品でした。

 

一言で語りますと、今なら完璧なセクハラ映画です。半世紀という時代の流れを強く感じました。古い映画というのは時代の記録も兼ねています。街の風景やスパスパとタバコを吸う人たちの映像だけでなく、人間模様にもその時代を感じることができます。今なら女性の反感を買って、公開できない映画かもしれませんね。

 

主人公は夫を亡くした原節子さん演じる三輪秋子。だから「秋日和』なのかな? そしてもう一人の主役は司葉子さんが演じる秋子の娘のアヤ子です。最初の突っ込みどころとして、この二人が親子に見えません。どう見ても姉妹。最後まで違和感が残りました。

 

夫の七回忌に出席した夫の親友3人が、娘のアヤ子の縁談を取りまとめようとします。なぜなら女性の幸せは、嫁入りすることだと疑うことがないからです。親友の娘を幸せにすることは、いい縁談をまとめること。そういう発想しかありません。だから20代半ばのアヤ子に対して、なぜ結婚しないのか詰め寄ります。それしか幸せがない、と言い切ります。今なら立派なセクハラですね。

 

そしてあろうことか、母一人残されては娘が嫁に行く決心がつかないと勝手に思い、秋子の縁談まで考えます。でないと二人の女性は幸せになれない、と思い込んでいます。当時の男性の考え方なのでしょう。秋子は仕事を持っていて自立していますし、再婚する意思はありません。でも娘が自分に気を使って結婚しないと言い出すので、仕方なく再婚する意思があるように見せかけます。この親子の考え方も、やはり今の時代にはそぐわないと思います。

 

結局はオヤジたちのセクハラは破綻します。そうでなかったら、この映画は面白くも何ともありませんからね。そうしたセクハラ部分を差し引いたとしても、見ごたえのある映画でした。

 

とにかく人間の感覚は50年でこれほど変化するのかと驚きました。現代はその変化のスピードが増しているので、今から50年後は想像できない世界が待っているように思います。その時代の人が現代のドラマを見たら、どのような感想を持つのか興味がありますね。

 

私が最も気に入ったのは岡田茉莉子さん。アヤ子の友人役を演じていましたが、素晴らしい演技でした。今でも好きな女優さんですが、若い頃はマジで可愛かった。そしてチョイ役で岩下志麻さんが出ておられました。まだ10代後半です。その後スター街道を歩まれたのがわかる美しさでした。

 

そしてもう一人。アヤ子の恋人役を演じた佐田啓二さん。中井貴一さんのお父さんですが、もう中井さんにそっくり! お父さんのほうがイケメンですが、横顔なんて瓜二つ。やっぱり親子だなぁと感心していました。そんなベテラン俳優さんの若き日を見るだけでも、十分に楽しめる映画でしたよ!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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