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高羽そらさんインタビュー

正論なのに『大放言』

一年で最も昼間が短い冬至の夕暮れが近づいてきました。今はまだオレンジの混ざった青空が見えていますが、あっという間に暗くなります。でも天気は下り坂で、明日の午後には雨の予報です。せっかくの祝日なのに残念ですね。

 

明日は天皇誕生日。昭和天皇が崩御された時、税理士事務所で働いていました。その時今上天皇の誕生日が12月と知って、ありゃりゃと思った記憶があります。会計事務所は年末調整で忙しい時期ですので、祝日が増えると仕事にしわ寄せがきます。

 

さらに驚いたのが皇太子さんの誕生日が2月ということ。所得税の確定申告の真っ最中やんか〜とボヤいていました。当時はその時期になると帰宅が深夜や早朝になっていましたから、祝日が増えても嬉しくないと感じたのです。今はどちらでもいいですけれどね。

 

いつか将来、2月が天皇誕生日になり、12月23日は『平成の日』とでも名前が変わって祝日が継続されるのでしょう。でもこの先日本という国が存続して、天皇制も残されたとしたら。未来は祝日が増えるばっかりですね〜〜!

 

こういった内容の発言をもっと過激に書いたら、いわゆる炎上することがあります。事実に即した話であっても、快く思わない人が一定数はいるものです。しかしそんな炎上なんか全く気にしていない方の本を読みました。一昨日に読了しました。

 

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『大放言』百田尚樹 著という本です。

 

ベストセラー作家の百田さんの著作ですが、小説ではありません。表紙の雰囲気でわかるとおり新書です。そして内容もタイトルから想像していただけると思います。百田さんが日頃から考えていることを、可能な限りストレートに書かれた本です。

 

百田さんと言えば、Twitterの炎上が有名です。あるいは講演会での発言がニュースに取り上げられ、炎上することもあります。とにかく好き放題言われる方ですから、どうしてもトラブルとなることが多いようです。

 

確かに関東の方が目にすれば口は悪いかもしれません。でも関西人にとっては、そんなに違和感がないのです。アホとかクソという言葉には、対象に対する愛着が含まれることもあります。そうしたニュアンスは、関西人の方でなければ感じることはできないかもしれませんね。

 

ただ炎上となるには、もう一つ理由があります。マスコミが百田さんの発言の一部分だけを報道していることです。全体の文脈や流れを無視して、言葉尻だけを捉えて報道しています。この本はそうした過去の炎上についても、実際はどのような発言だったのかが書かれています。

 

じっくり読ませていただいて感じたのは、全く正論ばかりでした。右翼的だとか軍国主義者だとか批判されておられますが、決してそのような思想を持たれている方ではありません。以前からTwitterをフォローしていますからそのことはわかっていました。でもこの本を読んで、さらにそのことを強く確信しています。

 

結局は正論だけに、言われた人たちの反発が強いのでしょう。自分の言うべきことは遠慮されませんし、売られた喧嘩は買われる方です。ですからどうしてもトラブルに発展しやすいのでしょう。正論なのに『大放言』になってしまうのです。

 

そうした百田さんの考えは置いておいて、これはめちゃくちゃ面白い本です。かなり真剣にお腹を抱えて笑いました。

 

若い頃は頭髪をかなり気にされていたそうです。現在はスキンヘッドですけれどね。毛生え薬をいろいろ試されましたが、全く効き目がありません。でも気になるから新製品をチェックします。今度こそ新発見があって、髪の毛が生えるかもしれない。その期待が強くて、毛生え薬を買い続けておられたとのこと。

 

でもついに諦める出来事が起きました。薬局に行って「最新で最もよく効く薬があるか」と尋ねられたそうです。

 

そうすると店主は「これは間違いない、という最新の薬があります」と答えられました。自信満々だったそうです。でもその店主の頭髪は、気の毒なほどハゲていたのです。その瞬間、毛生え薬に期待することをやめた、と書かれていました。

 

放送作家の百田さんらしい裏話も書かれていました。最近のテレビドラマは禁止事項が多すぎるそうです。セリフ一つにも、使えない言葉が山ほどあります。昭和50年に大規模な『言葉狩り』があったそうで、それ以降コンプライアンスが厳しくなったと書かれていました。

 

例えばドラマで殺人犯が車で逃走する時、必ずシートベルトをしているそうです。信号無視はダメです。カーチェイスや蛇行運転も認められません。ドラマで放送すると警察からクレームが来るそうです。でも殺人はいいの? と百田さんは書かれていました。

 

殺人はやってもいいけれど、道路交通法は遵守しなさい、という変なことになっています。そんな殺人犯がドラマで登場しても、全くリアリティに欠けますよね。とまぁ、こんなこともたっぷり書かれていて、楽しくそして勉強になる本でした。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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