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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.814

昨日のNHKのニュースによると、会社の忘年会に参加したくないと思っている人が4割に達しているそう。

 

わかる、わかる! ボクも社会人になっていつも逃げ出したくなるのが年末の忘年会だった。飲み会の席は嫌いじゃない。だけどそれは気心の知れた人たちとの場合だけ。

 

大学を出て父が経営する会社に入った。会社といっても下請けがメインなので、年末は元請け会社の忘年会に参加することになる。その席が辛くて、辛くて仕方なかった。

 

父に言われたのが、ころ合いを見計らってお酌をして回ること。ビール瓶を何本も抱えて、次から次に席を移動しなくてはいけない。跡継ぎ息子として好奇の目で見られるし、愛想笑いを続けなくてはいけないし、嫌味を言われても受け流し、大量の返盃を受けて胃の中はお酒漬けになってしまう。

 

そしておきまりのカラオケ。マイクが回ってきて拒否でもしようものなら、座は白けてしまう。あの社長の息子は付き合いが悪いなぁ、と言われてしまう。それで参加者の年代に合わせて、必死で知っている演歌を探して嫌々歌うことになる。その当時の体験が、今でもどこかトラウマになっている。

 

親しい友人の飲み会ではなく、仕事関係や組織の集まりは、上下関係や男女間の差別意識が表面化する場になりやすい。神戸に来てから会社の忘年会からは解放されたけれど、今でも同じようなことが続いているのを知ってウンザリした。

 

私がゼミ飲み会で「女子のサラダ取り分け」を禁止することがある理由

 

記事の著者は大学教授。このタイトルだけで、男女間の差別意識について書かれたことがわかるはず。人間の心理について詳しく書かれているので興味深い記事だった。

 

学生を集めた飲み会で大盛りのサラダが出ると、どうしても女性に取り分けさせようという雰囲気なるそう。わかるような気がする。なかにはその空気を察して、自ら率先して取り分けする女性もいる。そして男性陣はその行為をなんとも思わない人から、気になるけれど口に出せない人を含めて、まるで当然のように見守っている。

 

だからあえてこの教授は、「女子のサラダ取り分け」禁止をすることがあるらしい。その主旨は理解できる。女性がやるべきものだと刷り込まれていることが多すぎるのは事実。掃除、洗濯、料理等の家事から子育てまで、男性の心の奥深くで女性の仕事だという意識を持っている人が多い。

 

だけど女子の取り分けを禁止したらどうなるか? すると男子のなかで、もっとも後輩にあたる人間が取り分けすることになるだろう。男女間の問題を解決しても、今度は上下関係が頭をもたげてくる。

 

要するに飲み会という場は、このような面倒臭いことばかり起きる。それは昔も今も同じ。4割もの人が会社の忘年会に参加したくないのは、普通の感覚だと思うな。男女、それから上下関係において、どちらの立場に立っても余計な神経を使うことになるから。

 

ボクが忘年会の幹事なら、一人ずつお皿が出されるコース料理にして、お店には瓶ビールやとっくりに入ったお酒を提供しないように頼む。ジョッキやグラスの飲み物に限定してもらう。瓶ビールとコップがテーブルに並び、大皿料理や鍋料理が目の前に登場したら、ボクはすぐにでも帰りたくなるだろうな。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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