新型コロナの明るい話題
最近あえて見ないようにしているのが、新型コロナウイルスに関するテレビニュース。はっきり言って不安をあおるような報道ばかりで、視聴者をあえて混乱させているような悪意を感じてしまう。
その日の陽性者と累計数を乱暴に報告して、緊急事態宣言で経営が苦しい飲食店の嘆きばかりをテレビで流している。あるいは医療がどれだけ逼迫しているかを、鬼の首をとったかのように報道している。
それらが事実であることは分かっている。だけどすべてじゃない。新型コロナに関する希望的なニュースだってある。なのに気持ちが暗くなることを意図的に選んで報道しているようにしか思えない。まぁ、そうした報道を好んで見る人が多いのかもしれないけれど。
例えば新型コロナウイルスのワクチンによる最新の研究結果。ワクチンによって獲得した免疫は5カ月から8カ月ほど継続することが確認されている。だから一定数以上の人がワクチンを摂取することで、集団免疫の獲得が実現可能だということ。
さらに、こんな明るい結果も報告されている。
アメリカやヨーロッパでワクチン接種が始まっているけれど、ようやくそれらに関するフィードバックが確認されている。おそらく世界で初めてとなる報告をまとめたのはイスラエル。
イスラエルでは先月の末からワクチンの摂取が始まった。すでに人口の2割にあたる188万人あまりが第1回目の摂取を済ませているそう。そんな状況における現状を、イスラエルの保健省が発表した。記事から抜粋してみよう。
『接種から7日以内に感染が確認されたのが4484人、8日から14日以内が3186人だったのに対し、15日から22日経過した人では、感染者数は353人だったということです。 また、ワクチン接種後に入院した人は375人でしたが、そのうち、接種から2週間を超えている人は7人だったとしています』
新型コロナウイルスのワクチンは、3週間の間隔をあけて2度接種する。だけど1度の接種だけでも明らかに効果が出ている。1回目のワクチンを接種してから2週間以上経つと、感染者も重症者も明らかに減少している。これはワクチンの効果だと考えてまちがいないだろう。
だから2度目の接種をすることで、さらに効果が期待できる。そして感染者が少しずつ減少することで、パンデミックの状態から脱することが可能となるはず。こんな明るいニュースを。テレビはもっと積極的に報道してほしいなぁ。
もちろん一定数の副反応は出ている。ただ188万人に対して20例ほど。どんなワクチンでも否定する人はこれでも大騒ぎするだろうけれど、全体的なことを考えたらワクチンの有効性は明白。
日本は来月の末からワクチン接種が始まるとのこと。遅いよなぁ。とにかくこんな息が詰まるようなコロナ禍の世界から早く脱却したい。これから世界の経過報告が続くだろうから、春の訪れとともに明るいニュースが増えればいいなと願っている。
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