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高羽そらさんインタビュー

新しい「推し」に出会った

ボクにとってナンバーワンのファンタジー小説は、J・R・R・トールキンの『指輪物語』と断言できる。映画化作品も含めて、この物語の地位が今後も揺らぐことはない。ところがSF小説となるとそこまでの「推し」はなかった。

 

アイザック・アシモフの『ファウンデーション』シリーズはその候補なんだけれど、この作品はあまりに壮大過ぎて特定の主人公の「推し」が見出せない。何千年単位で展開する物語なので、その時代によって主人公が変わるから。

 

これはボクのお気に入りの『三体』シリーズでも同じ。中国の作品だけれど、これまた時間が過去からはるか未来へと繋がる物語なので主人公が確定しない。だけど最近になってある映画を観たことで、ついにSF小説の「推し」に出会ったかもしれない。

 

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2023年 読書#95

『デューン 砂の惑星』下 フランク・ハーバート著という小説。中巻の感想については『これは映像化に苦労するわ』という記事に書いているので参照を。

 

SF小説の名作として過去に何度も映像化された作品。ボクは2021年版の映画を観たことで、すっかりこの作品に惚れてしまった。この映画は前編で、後編は今年から来年にかけて公開される予定。ということで物語の結末を知りたくなり、この作品の原作を読んだ。

 

文庫本で上・中・下の3巻に分かれていて、その最終作を読了した。いやぁ、本当に面白かった。ボクのストライクゾーンのど真ん中の作品で、原作を読んですっかり主人公のポールに惚れてしまった。今や彼はSF作品におけるボクの新しい「推し」となった。本当に素晴らしいキャラだと思う。

 

手短にストーリを語ろう。アラキスと呼ばれる砂の惑星に移住させられたポールたち。父親は別の惑星の支配者である公爵だった。ところがアラキスへの移住は陰謀で、対立する男爵と皇帝による罠だった。一族や家来は大勢殺され、ポールと母親のジェシカはかろうじて脱出する。

 

そして砂漠の住人であるフレメンたちに助けられ、最終的にはポールが新しい皇帝になるという結末。簡単に書けばこうだけれど、そこに至る過程のドラマが本当によくできている。ポールは予言で語られた救世主としてフレメンたちの長となる。そしてこのフレメンたちが本当に素敵。

 

ポールの妻となるチェイニーが最高の女性だし、フレメンを率いているスティルガーがめちゃめちゃカッコいい。こうなるとこの作品を徹底的に追いかけたくなってきた。とりあえず原作は制覇。そして近いうちに公開される映画の後編も絶対に観る。

 

そう思ってアマプラをチェックしていると、なんとこの索引のドラマ版が配信されていた。シーズン1とシーズン2に分かれている。このドラマは作品のファンたちにも好評だったらしい。おそらく原作に忠実に作られているのだろう。

 

ということでまずはもう一度映画を観よう。そして続いてこのドラマを見ようと思う。それが終わる頃には、きっと映画の後編が公開されるだろう。『ポール推し」のボクとしては、しばらく彼の姿を追いかけたいと思う。楽しみだなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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