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高羽そらさんインタビュー

ガストンとの対話 Vol.71 

ガストンさん、人間の人生は選択の繰り返しです。自ら選択することで人生を切り開いていくわけですから、直感を取り入れることが大切だと思います。

「ほう、そうなのかね。どのようにして直感を取り入れると言うのだ?」

自分の心の声に耳を傾けます。そして感じたことを選択して、その結果に基づいてその感覚が直感だったのか、自分の考えだったのかを判断します。その精度を上げていけるように、これを繰り返していきます。

「また、悠長な話だな……。そんなことをしているうちに、人生が終わってしまうぞ」

そうは言っても、自分で経験を積むしか直感かどうかを知ることができないでしょう?

「経験を積むことは大切だ。だが効率よく経験しないと、無駄な経験を重ねることになってしまう。そもそも選択を必要とするとき、直感とそうでない部分からの二箇所からメッセージが来ると思っているのか?」

えぇ、本当の自分である真我から来るのが直感であって、自我から来る答えは直感でないと思っています。

「まずはそこから発想を変えるべきだな。人間が選択を要する時、その問いかけに答えるのは全て直感だ!」

えぇ、全てがですか。

「そうだ。何かを問いかけて、スピリットが答えないことなど有り得ない。常に、継続的に、永遠に、直感は発信されているのだ。メッセージはひとつしかない。そのことを確信する必要がある。二つあると思うと、そこに分離と葛藤が生じる。そもそも答えはひとつしかないと理解することだ」

メッセージがひとつだと思うと、意識がフォーカスしやすいですね。

「問題となるのは、その答えをどのように受け取るかだ。自分の考えだと思って受け取っているのは、その「ひとつ」の答えが自我のフィルターを通過しているものだ。自我にとって大切なのは、自分のアイデンティティーを維持することだ。その目的に沿ってメッセージを変質させようとする」

それはよくわかります。慣習や常識という威圧的な概念で他人との分離を促進して、自分という存在を浮き彫りにするのですね。

「そのフィルターを避ける努力なしに、直感をありのままに受け取ることはできない。常にフィルターを通過させていたら、その結果を検証していても時間の無駄だとわかるであろう」

そうですね。たまたま上手くいっても、自我のフィルターを通じて受け取っていたら同じです。同じように選択しても、次は違う結果になるかもしれない……。

「フィルターを通過させている限り、経験を重ねても意味がないということだ。バイパスを作って、フィルターを回避する必要がある」

どうすればいいのですか?

「直感というものは、単なるメッセージだと思わないことだ。直感を素因数分解すれば、「メッセージ」と「行動」として表現できる。行動を伴ってこそ、直感だと言えるのだ。だからありのままに「メッセージ」を受け取ったとしても、「行動」しなければ意味がない」

「行動」をもっと具体的に教えてください。

「手にした答えが正しいか間違っているかの判断を一切しないで、間髪入れずに動くことだよ。どうだろうか?と少しでも思うだけで、それは自我のフィルターを通過してしまう。その余裕を与えてはいけない。道を歩いていて、突然左に曲がれ!というメッセージを受け取ったとする。だが30秒間答えを保留して歩いた後、決断どおりに左に曲がったとしよう。だがそれは先ほどのメッセージの道ではない。もう目的の道は行き過ぎているのだよ」

そうか。本当の直感はその是非を判断することなしに動くことなのですね。直感という言葉は名詞ではなく動詞だったのか!

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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