明晰夢で会った恩人
昨日は雨がよく降ったのですが、今日は気持ちのいい天気です。冷たい風が吹き込むので、とても過ごしやすいですね。
散歩中に見つけた花も、とても気持ちよさそうでした。
昨日は出版業界にとって大きなニュースが流れました。出版取次会社の業界4位である栗田出版販売が破綻したとのこと。取次会社というのは、出版社と書店をつなぐ「本の問屋」さんですね。こうした取次会社が関与することで、再販制度で本の価格が守られています。
全国どこの書店でも、出版された本が同じ価格で販売されるわけです。逆に言えば安売りしたくてもできない、ということですね。しかし取次会社がへそを曲げれば、出版した本を書店に置いてもらうことができません。事実、出版しても書店に置かれない本というのはたくさんあるとのこと。
私の最初の本である『夢で会える 体外離脱入門』も、こうして書店に置いてもらいました。出版された当初は精神世界コーナーで平積みしていただきましたから、感謝の気持ちでいっぱいです。でも個人的には、こうした再販制度は問題が多いと思っています。既得権益の匂いがプンプンします。
そして同じ昨日、日本のAmazonが書籍の割引販売を発表しました。もちろん出版社から許可を得た特定の本だけですし、それも古い本です。でも大きな一歩ですね。今まで中間にいた取次会社を飛ばして、出版社と書店との直接取引のきっかけになるかもしれません。
アメリカでは本の卸値は決められていますが、販売価格は書店の自由に任されています。つまり書店によって本の値段が違うわけです。日本にもこれからそうした時代がやってくるかもしれません。そして倒産する書店や出版社がいくつも出てくると思います。
幻冬舎の社長である見城さんが、出版業界にとって大きな分岐点を迎えていると、昨日の「755」でコメントされていました。生き残るためには、今までのやり方を変えていかなければならないとのこと。少し気になったニュースでしたので、本題よりも文字数を割いてしまいました〜
さて、今朝の明晰夢で懐かしい人に会いました。京都に住んでいる時に、仕事上でお世話になった方です。若くして亡くなられたので、一度お会いしたいと思っていましたが、今までなかなか明晰夢で会うことができませんでした。今朝はようやくハッキリとした意識で会話できました。
ビルが立ち並ぶ街を歩いていると、チラシが配られていました。その時点で夢だと気がつきました。チラシには映画の招待券が付いています。面白そうなので、その映画館に行ってみました。
指定席を取るのですが、超アナログです。一人一人店員が対応して、指差しで席を決めています。私の前にいた年配の女性が店員さんともめていて、私の後ろは長蛇の列になっていました。そこでもう一つブースが作られて、指定席の受付が始まりました。その窓口に、私の恩人である Aさんがおられたのです。
最初は私の顔を見ても、すぐに気づいてもらえませんでした。思い出そうと必死です。しばらく話してから、ようやく気がついてくださいました。京都を離れてからの状況を説明したりして、じっくり話をすることができました。でもひとつ気になることがありました。お酒に酔っておられたのです。
そのAさんは、アルコール依存症でした。ドクターストップがかかっていたにも関わらず、お酒をやめることができずに早逝されました。自分が本当にやりたいことをやれず、不本意な仕事を続けられていました。だからストレスとプレッシャーで気持ちがボロボロだったのです。
お酒が唯一の逃げ道だったのですね。
だから今朝の明晰夢で酒に酔われた口調で話された時、とても心配になりました。私の先入観が夢に反映していただけかもしれません。そうであったらいいのですが……。
何らかの依存症を抱えたまま亡くなった人は、その後どうなるのでしょう? 肉体の束縛から抜け出たら、依存症とも縁が切れるのでしょうか? それとも気持ちの問題だから、本人の意識が変化しなければ残るのかなぁ。せっかく会えたというのに、そんなことが気になって仕方なかった明晰夢でした。
それにしても映画を観るのを忘れていました。詳細な内容を忘れましたが、チラシを見ている限り面白そうな映画でした。ちょっと残念〜〜!
『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。
『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。