今日の言葉 7月1日
『幸せVS満足』
私たちの大半は、多分ある種の幸せ、安らぎを探し求めているのです。混乱と戦争、競争と紛争に支配されている世の中で、私たちは多少なりとも安らぎが存在する可能性のある避難所を求めているのです。それが私たちの大半が求めているものだと思います。ですから私たちは追い求め、一人の指導者から別の指導者に、一つの宗教団体から別の宗教団体に、一人の教師から別の教師へと乗り換えていくのです。
では、それはイコール私たちが幸せを探し求めているということなのでしょうか? それとも私たちは何らかの満足を求めていて、そこから幸せを得ようと期待しているということなのでしょうか? 幸せと満足には違いがあります。あなたは幸せを探し求めることができますか?
満足はおそらく見出せるでしょうが、幸せは絶対に見つけられないでしょう。幸せとは派生的なものであって、何か別のものの副産物です。ですから、多大の熱意や注意、思考や配慮が要求されるものに対して、精神と心(ハート)を傾ける前に、私たちは自分たちが求めているものが何であるのか、つまりそれは幸せであるのか、それとも満足であるのかを、見出さなければなりません。違いますか?
〜クリシュナムルティ著『四季の瞑想—クリシュナムルティの一日一話』より〜
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