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高羽そらさんインタビュー

メチャ気になる Vol.92

昨日の今日ですから、この話題を避けて通ることはできません。

 

象徴としてのお務めについての天皇陛下お言葉

 

生前退位について連日報道されていましたが、ようやく天皇陛下ご自身の言葉が公開されました。ネットで否が応でも報道されることがわかっていながら、やはり午後3時になるとテレビのスイッチを入れていました。

 

約10分くらいの会見でしたが、とても心に響きました。天皇という立場がありますから、言葉を慎重に選ばれながらも、生前退位についてのお考えを述べておられたと思います。

 

最初にその意思を示されたのが5年前のことだと報道されていましたから、もっと早くこのような場を設けることができなかったのかなぁと思います。そのあたりの宮内庁の対応に疑問を感じました。単に面倒だと思っているのか、それとも困ることがあるのか、良からぬ想像をしてしまいます。

 

明治以前の天皇制では決して珍しいことではなく、普通に行われていたことです。女系天皇にしてもそうですよね。皇室典範というものは必要なのでしょうが、どうも今の時代と現状にそぐわない、そして他国の王室と比べても窮屈なものだと感じざるをえません。

 

政府は特別立法で対応するようですが、今後のことも考慮するならば速やかに皇室典範を改正するべきです。皇太子殿下が天皇の位を継がれたとしても、ではその後はどうするのかという問題が残ったままです。女性の宮家に関する議論も必要でしょう。とにかく肝心なことを先送りしているようにしか思えません。やはり宮内庁の対応に疑問を持ってしまいます。

 

天皇陛下はそうした問題を懸念されていて、止むに止まれずこうした意思表明をされることになったのでしょう。会見の内容をじっくり読み直してみると、皇室が抱えている課題について真剣に危惧されているのがわかります。特にわたしが注目したのは以下のお言葉です。

 

『天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、これまでにも見られたように、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。更にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に当たっては、重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き、その後喪儀に関連する行事が、1年間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります』

 

4年後に東京五輪が開催されます。天皇陛下が自分の体調をお考えになった結果、万が一にでも深刻な状態になった時、五輪に対する影響を考えておられるのだと感じました。『自粛』は経済に対して強烈な影響を与えます。天皇陛下ご自身が、昭和天皇の危篤と崩御を経験されたことによる、心からの懸念だと思うのです。だからこそ摂政を置いても意味がないという趣旨のことを述べられたのでしょう。

 

昭和天皇が崩御された時、わたしは20代で会計事務所で働いていました。だから『自粛』の影響を企業の営業状態から見ています。正直な感想として、東北の震災による『自粛』よりもはるかに影響が大きかったと断言できます。それほど深く、長い影響をあらゆる分野に及ぼしました。

 

天皇という称号がある限り、摂政であっても危篤になったり崩御すれば、それなりに大きな影響が出ます。だからこそ元気なあいだに、天皇の職務を委譲されることを望まれているのだと思います。そのお心遣いに胸が熱くなりました。

 

皇太子殿下ご夫妻にさらなる奮起を望みたい、というのが正直な気持ちです。天皇陛下が皇太子時代、昭和天皇を補佐して世界中を公務で駆け回っておられました。だからこそ昭和天皇はその立場を維持されたまま、天寿を全うされたのだと思います。そうしたサポートがあったからこそです。

 

とにかく早急に何らかのアクションを政府は起こすべきでしょう。できれば今後の皇室のあり方を見据えたものになることを期待します。昨日の天皇陛下のお言葉について感じたことを書いてみました。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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