ダイエットは筋トレより脳トレ
4〜5年前に体重を標準に戻してから、特に意識しなくてもキープしている。食事制限もしていないし、オヤツだって普通に食べている。かといって、それに見合う運動をしているわけでもない。2日に1度は買い物で1万歩近く歩く程度。まぁ神戸なので、坂道という負荷はかかっているけれどね。
ダイエットの基本は、摂取カロリーより消費カロリーを増やすこと。ということはボクの場合、さほど運動をしなくても摂取した分は消費しているということになる。積極的に運動をしていないのに体重がキープできるのはなぜ? その答えが見つかったかもしれない。
「計算問題はカロリーを多く消費する」「幼児は大量のカロリーを消費している」など知られざるカロリー消費の事実が判明
カロリーの消費に関しては、まだまだ謎の部分が多いそう。人間の消費カロリーを詳細に計算する場合、呼気から出る二酸化炭素を計測する。だけど実際問題として、1日中吐き出す二酸化炭素を計測するのは無理。
そこでデューク大学の研究者が、重水を摂取させて尿から消費カロリーを計測する方法を開発した。それによって面白いデータが出ている。まず類人猿と人間の消費カロリーを比較してみた。するとオランウータン・ゴリラ・チンパンジー・ヒトの順に消費カロリーが多くなることがわかった。
さらに人間の場合、類人猿たちより2倍もの脂肪を蓄えていることもわかった。この理由として考えられているのが、脳によるカロリーの消費。脳は大量の酸素を消費する。ゆえにカロリー消費が多いことになる。人間が多くの脂肪を蓄えているのは、脳の進化に伴って大量のカロリーを消費するためだろうと推測されている。
実際に研究を進めてみると、安静時と比べて質問に回答する際は1.3倍、計算問題を解く際は1.4倍のカロリーを消費していることが明らかになった。デスクワークをしている人の場合、頭を使っている人とそうでない人は消費カロリーがちがってくるということ。
さらにアフリカの狩猟部族の消費カロリーを計測すると、デスクワークをしている人との差がなかったそう。つまり運動によるカロリー消費は、思っているよりも少ないということなのかも。そういえば、運動だけでは痩せないという記事のタイトルをどこかで見た気がする。
もちろん筋肉は使わないと衰えてしまう。だから適度な運動は大切。特に年齢を重ねてくると筋肉が落ちやすくなるので、散歩等の運動は必須だと思う。だけどダイエットに関していえば、運動によるカロリー消費はあまり期待しないほうがいいのかもしれない。
ボクが毎日パソコンの前に座っているのに体重が増えないのは、もしかしたら小説を書くのに脳を使っているから? そういう意味では、ボクのように悩んで苦しんで文章を書いている人は、スラスラと書ける作家より消費カロリーが多いのかもね。良いような、悪いようなwww
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