寝不足を診断できるキット
ボクは寝不足に弱い。元々睡眠が浅いので、90分に一度は必ず目が覚める。だから十分な睡眠時間が取れていないと、翌日のパフォーマンスに大きな影響が出る。それゆえ昼間に15分だけ眠るという得意技を駆使しながら、支障のないように過ごしている。
だけど寝不足は感覚的なものなので、客観視できる装置があれば助かる。特に長距離ドライバーやタクシーの運転手、さらに危険な機械を操作する人たちにとって寝不足は人の命に関わる。そこで本人以外でも寝不足を診断できるキットが開発されたそう。
開発したのはオーストラリアのモナシュ大学等の研究チーム。睡眠が十分な時の血液サンプルを取っておいて比較することで、寝不足を診断することに成功したとのこと。血液中のたんぱく質をバイオマーカーとすることで、24時間以上眠っていない場合、99.2%の高確率で睡眠不足を診断できた。
もし比較するサンプル血液がなくても、89.1%の確率で寝不足判定ができるそう。今回の実験は24時間眠っていないことを条件に実施されたけれど、実際には18時間以上眠っていなければ診断できる。ボクの平均睡眠時間は6時間だから、眠る前になってこの検査をすると寝不足だと診断されるということ。
自分の寝不足度を客観視できるのはいいと思う。何かに夢中になっていてハイテンションだと、睡眠不足に気づかないことがある。そして気がつくと疲れが限界を超えてしまうことになる。だからこうして自分の寝不足度を自覚できるのは素晴らしいと思う。
ただネックなのは採血が必要なこと。例えば運送会社やタクシー会社がこのキットを導入するとしても、いちいち採血しなければ確認できないのでは実用的じゃない。現状においてはまだまだ使い物にならない。
でも仕組みはわかっているので、あとは採血なしでの診断へとヴァージョンアップできるかどうか。おそらくその研究は進められているだろうから、将来的にはアルコール検査レベルで睡眠不足を診断できるだろうと思う。
もしスマートフォンにそうした機能が搭載されたら、誰でも自分の寝不足度を客観視することができる。これからの研究分野として、かなり大きな市場になる研究だと思う。まぁ、ボクが生きている間には無理かもしれないけれどね。
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