今日のウィルバーくん 1.15
スピリチュアルな変容とはどういうものか?
以前と違い人生に対して前向きになることを、様々な言葉で表現することができます。
変化。進化。進歩。成長等、いろいろあります。でも『変容』という言葉からは、より深い意味を感じ取ることができます。言葉は二元性を持ちますから、この『変容』という言葉も完璧ではありません。それでもこの言葉から、その本人でさえ想定外だった何かが「起きた」ことを表現しています。
ですからセミナーで誰かの話を聞いたり、個人セッションを受けたり、本を読んだりして、「あぁ、なるほど」と感じた末に至った変化は、変容とは違う性質のものでしょう。理路整然としてやってきた理解はどこか想定内であり、前向きに進む原動力になったとしても長続きしません。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の言葉通り、時間が経てば同じことで悩んでいたりします。
しかし『変容』は突然やってきます。そして想定外の変化をもたらし、その人間を根本的に変えてしまいます。いわゆる悟りや覚醒を経験した人は、同じようなことを述べています。それはある日突然、何の前触れもなくやってきた、と。
では、ウィルバーがこの『変容』について述べている言葉を抜粋してみます。
〜以下抜粋。
新しいホーリスティック(全体論的)な哲学を身に着けること、ガイアを信じること、統合的な言葉で語ること、これらがいかに重要なことではあっても、スピリチュアルな変容に比べれば、まったくとるに足らないことである。そうしたことを信じているものは、そもそもいったい誰なのかを見つけること、これが神への扉である。
〜以上抜粋。ケン・ウィルバー著『万物の歴史』より。
シンプルにズバッと言ってのけましたね。どれだけ重要なことであっても、『変容』に比べたらどうでもいいことだ、と言っています。そしてそれらを重要なことだと思い込んでいる者は誰なのか? そのことを見つけることが、『変容」への入り口だと説明しています。
私たちはどうしても自分の外に視線が向きがちです。外部にある何かが自分を導いてくれることを期待して、誰かの言葉、誰かの文章に意識を向けます。しかし本当に大切なことは、その言葉を聞き、文章を読むのは誰か? それらを意識するのは誰か? ということなのではないでしょうか。
それこそが『目撃者』です。『変容』はその「目撃者』が誰であったかを思い出すことによって、もたらされるものなのだと思います。
いつ『変容』がやってくるかわかりません。今の人生か、先の人生か。でも必ずやってきます。ワクワクしますね!
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