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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.124

わたしが子どものころから苦手なことがあります。それは食べ物を残すこと。

 

口いやしいという性格もあるのでしょうが、外食をして美味しくないと思ったものでも、食べ残すことができない性分なのです。ですからこのニュースを見て、少し驚きました。

 

給食「残す」前橋で4割 高崎では残飯処理費が年2600万円 

 

群馬県でのアンケートです。小中学生と教職員に行ったアンケートで、給食のおかずを残すと答えた人が4割という結果が出ています。その理由が、「好き嫌い」「量が多い」「食べる時間がない」というものです。

 

まぁつまるところ、「美味しくない」というのが結論かもしれません。多少の好き嫌いはあるとしても、美味しいものだったら食べますからね。栄養価ばかりを重視して、味を追求していない学校給食の実態がアンケートに出ていると思います。これは群馬だけでなく、全国的に見ても同じ傾向があると想像します。

 

ただ気になるのは、その残した給食の残飯処理に年で2,600万円もかかっているということです。個人によって食べる量が違ったり、好き嫌いがあるのは仕方ありません。それにしてもこれだけの残飯処理費がかかるというのは、どこかおかしいと思わざるをえません。

 

ただ不味いだけでなく、適切な量や献立の組み合わせに配慮が欠けているように感じます。わたしが小学生のころは米飯はありませんでした。1年を通して食パンが基本です。でも聞いたところによると、今はご飯と一緒に牛乳が出されるそうですね。それって、食欲が湧きますか? 栄養的にはいいとしても、食欲が萎えてしまうような組み合わせです。

 

量も適切じゃないのかと想像します。わたしが小学校の低学年のときは、食パンが3枚も出てきました。大人でもそんなに食べないですよね? 結局、小学校3年生の時には食パンが2枚に減らされました。残す生徒が多かったから当然だと多います。栄養学的に必要な量と食べられる量は、決して同じではないと思います。

 

結論から言えば、給食という制度を見直す時期が来ているのかもしれませんん。戦後は子供たちが摂取するカロリーを維持するために、とても有効な制度だったと思います。給食費を払えないという事情が生じることはあったでしょうが、おおむね学校に通う子供たちが同じものを食べることができました。

 

現在でも各家庭の格差は存在するので、給食をなくしてしまうとその違いが歴然となるような事態が起きるかもしれません。両親が仕事を持っていたりすると、お弁当を用意しなくていい給食はありがたい存在でしょう。だから続けて欲しいという声は多いと思います。

 

でも全生徒が同じ物を、同じ量だけ食べなくてはいけないという制度が、今の時代に合っているとは思えません。ましてやこの記事のような無用な残飯が出ることは、食べ物に対するリスペクトが欠けているように感じます。もっといい方法がないのでしょうか?

 

学校にコンビニのようなものを置いて、好きなものを買えるという方式なら子供は喜ぶかな? あるいはカフェテリア形式で、自分の好みと量に合わせて食べるというやり方もいいですよね。でも公立学校の限られた予算では、そんなことは難しいでしょう。どうも答えが見つかりそうにありません。

 

最初に書きましたが、わたしは食べ物を残すことができません。だから好き嫌いがまったくないわけではありませんでしたが、給食を残したことなんて一度もありません。むしろ給食が大好きでした(笑)

 

余ったおかずのジャンケンには必ず参加していましたし、毎月のメニューを見て楽しみにしていたのを懐かしく思い出します。でもわたしの子供時代の給食は、食べられない人には地獄だったと思います。今のように残すなんて許されません。

 

給食の時間が終わってほとんどの生徒が遊んでいるのに、給食を完食できずに座っている子供がどのクラスにもいました。わたしには理解できない苦しみですが、子供心に気の毒に感じていました。

 

『食べる』ということに関して、やはり時代の格差はあると思います。わたしが子供のころは、出された夕食を残すと父親の雷が落ちました。体調が悪い場合でない限り、もし残したりすれば翌日の夕食にはありつけません。だからいまだにわたしは、食べ物を残すことができないのかもしれません。

 

これからの給食はどうなっていくのでしょうか? 難しい問題ですね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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