時間を戻せる剣
今日は曇ったり晴れたりで、もう一つはっきりしない天気でした。昨日までこの時期にしてはかなり暖かったのですが、今夜あたりから冬の気温になるようです。今朝は2桁の最低気温が明日の最高気温になり、明日の最低気温は1桁になりそうです。ということは冷たい六甲おろしが今夜は吹き荒れるのかも知れません。
冷たい風といえば、今日はちょっとテンションが下がる出来事がありました。突然冬将軍がやって来たかのように、心が一気に冷え切ってしまいました。まぁ、こういうことがあるのが人生ですから、それはそれで貴重な経験です。
そう思いつつも、やはり午前中は元気が出ずにダラダラと過ごしていました。こんな時は思い切った気分転換が必要です。そう思ってテレビの録画をチェックしてみると、なかなか良さそうなタイトルの映画がありました。どうやら冒険活劇のような雰囲気です。
『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』という2010年のアメリカ映画です。テンション下がり気味であまり期待せずに観たのですが、もうめちゃめちゃ面白かったです。どうやらわたしのツボにハマってしまった映画でした。
時代はペルシャ王国がヨーロッパを支配していた時代です。国王には弟がいて、兄弟で協力して国を治めていました。さらに国王には息子が二人、さらにダルタンという貧しい地域の生れながら、王に気に入られて養子になった子供もいます。
ある日、聖なる都であるアラムートの裏切りがペルシャ王国に届き、三人の王子たちがアラムートを攻めます。ダルタンの活躍によって勝利となり、彼はある珍しい剣を手に入れます。ところが戦勝祝いの席で、国王が毒殺されます。その容疑をかけられたのはダルタンでした。
もう少しで捕まる寸前、アラムートの王女だったタミーナに助けられて逃亡します。しかしタミーナの本当の目的は、ダルタンが手に入れた剣でした。その件はアラムートに伝えられた秘宝で、剣の後ろのボタンを押すと1分間だけ時間を戻すことができます。
濡れ衣をかけられたダルタンが黒幕である王の弟の正体を突き止め、その剣に隠された秘密を暴いていくという映画です。戦闘シーンも特撮も見事で、約2時間という上映時間が短く感じるほどでした。そして予想はできましたが、最後の最後でどんでん返しが起きます。
いろいろな映画が混ざったような作品で、『ハムナプトラ』『インディージョーンズ』というような映画に加え、最近の作品ではトム・クルーズとエミリー・ブラントが出演した『オール・ユー・ニード・イズ・キル』という映画の要素もあって、時間を戻すという手法がその映画と同じく効果的に使用されています。
ダルタンの役を演じたのが、ジェイク・ジレンホールというわたしの大好きな俳優さんです。『デイ・アフター・トゥモロー』や『ミッション・8ミニッツ』でもアクションをやっていたので期待していましたが、この映画はさらに素晴らしいアクションでした。
そして黒幕の叔父の役を演じているのが、ベン・キングズレーです。誰もが知っている名優です。『ガンジー』でブレイクした彼ですが、悪役としても有名です。こういうアクの強い役をやらせたら本当に素晴らしいですね。本当にスカッとする楽しい映画でした。
この映画のおかげで気分転換ができたので、午後からはしっかりと仕事ができました。テンションが下がっている時に、このような痛快冒険アクション映画は最適です。もし悲しくなる映画を観たら、今日1日立ち直れなくなりますものね〜〜!
最新刊の『永遠なる玉響 上巻』はBOOK☆WALKERのみでの販売です。こちらから購入できます。
『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。
『STORY OF ZERO BOOK Ⅰ 〜ENCOUNTER〜』は全世界のAmazonで配信中です。日本のAmazonはこちらです。
『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。