ノンレム睡眠でも夢を見るんだ
明晰夢を日常的に見るボクは、夢のことを知りたくてこれまで多くの本を読んできた。
それらの本に共通しているのは、夢を見るときの睡眠はレム睡眠ということ。睡眠中に眼球が動くわけだから、そう言われると納得できる。反対に眼球が動かないノンレム睡眠は、夢を見ていない睡眠だと考えられてきた。
だけど最近の研究によると、ノンレム睡眠中にも夢を見ているらしい。
レム睡眠とノンレム睡眠では「見る夢の内容」が違うとの研究結果
南アフリカのケープタウン大学の研究によるもの。学生を使って実験を重ねたところ、ノンレム睡眠中にも夢を見ていることがわかった。ただし夢の内容はかなりちがうらしい。
レム睡眠中の夢は、これまで考えれたきた夢の概念と合致する。奇想天外だとはいえ、ある程度のストーリー性を有している。だけどノンレム睡眠中の夢は、パッ、パッと浮かぶ思考に近く、かなり断片的な夢とのこと。
ボクが見ている明晰夢は、ノンレム睡眠中の現象だろう。なぜなら早朝になって起きる直前に見ることがほとんどだから。レム睡眠とノンレム睡眠の比率については過去の文献で読んだことがある。
布団に入って眠った直後はノンレム睡眠が主流となる。寝入ると同時にノンレム睡眠になり、やがてレム睡眠へと移行する。そのサイクルを繰り返すわけだけれど、明け方に近くなるほどレム睡眠の占める割合が増えてくる。だから早朝に夢を見ることが多い。
そのサイクルは基本的に90分と言われていて、それを証明するかのようにボクは必ず90分単位で目を覚ます。だから起きる直前は必ず夢を見ているので、夢を見るのはレム睡眠だと確信していた。
ノンレム睡眠で身体の疲れを取り、レム睡眠で見る夢によって思考を整理する。ボクは睡眠のパターンをそんな風に考えていた。だけどノンレム睡眠中にも夢を見ているということは、レム睡眠中とはちがう役割があるということになる。それってなんだろう？
ここからはボクの独断と偏見www
小説のストーリーに行き詰まっているときや、なんらかの悩みごとを抱えているとき、布団に入ってウトウトしたときに解決策を思いつくことが多い。それこそパッという感じで降りてくる。それはリンク先の記事に書かれているノンレム睡眠中の夢とよく似ている。
もしかするとノンレム睡眠中の夢は、直感とつながっているのでは？ そんなふうに感じた。
これはトイレにいるときや、お風呂に入っているときとよく似ている。答えを求めていることがあるけれど、どれだけ考えても見つからない。だけどお風呂やトイレで一人になってリラックスしたとき、その答えが降りてくることがある。これはノンレム睡眠中の夢とよく似ているような気がする。
ノンレム睡眠によって身体が休息することで、自分の心の奥深くにアクセスしやすくなるのかもしれない。ただ瞬間的な夢だから、レム睡眠の夢とちがって記憶に残ることが少ないのだろう。
ということはノンレム睡眠中の夢を覚えることができたら、人生を前向きにできる直感を得られるかもしれない。いまのところ方法はわからないけれど、トライしてみる価値はありそうだよねぇ。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント （0件）
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする