正確な理解には原作しかない
今日の神戸は気温が高くて小春日和だったので、タイガースとオリックスの優勝パレードには最適な気候だったはず。神戸のパレード会場の三宮まで簡単に出られるけれど、人混みが苦手なので自宅でテレビ中継を見た。やっぱりものすごい人だったなぁ。でも選手もファンも嬉しそうで、本当に今年はいいシーズンだったね。
さて、ある作品の世界観に惚れ込んで映画と原作を観てから、唯一映像化されている続編のドラマまでたどり着いた。課金を避けるために無料期間の配信で視聴していたけれど、無事に期間内に見終わることができた。
2023年 映画#189
『デューン/砂の惑星Ⅱ』(原題:Frank Herbert’s Children of Dune)シーズン2・エピソード3『秘められし砂漠の力』という2003年のアメリカドラマ。前回の感想については『どうすればこの世界観を思いつく?』という記事に書いているので参照を。
この物語は続編に入ってさらに独自の世界観を積み上げてきた。それまで主人公だったポールが2つ前の作品で退き、前回からポールの子供である男女の双子が主人公として活躍している。彼らの味方は祖母のレディ・ジェシカ、生母でないけれどポールと政略結婚したイルーラン、さらにポールの重臣だった人たち。
敵対しているのは伯母のアーリアと、スーザン・サランドン演じるイルーランの姉で元皇帝の娘のウェンシシア。アーリアは完全に悪霊に取り憑かれていて、ウェンシシアの思惑通りに帝国を荒廃させていた。
ウェンシシアの暗殺から逃れたレト2世とガニマの双子。ここからやや理解不能の展開へと至る。レト2世が砂漠の力と合体する。具体的にはある動物を肉体に取り込むことで特殊能力を得る。体外離脱で空を飛ぶボクのように瞬間移動ができるwww
結論から言えばウェンシシアの陰謀は彼女の息子によって暴かれてしまう。息子はガニマと政略結婚することで帝国の平和を維持することを選んだ。レト2世も超常能力を駆使することで、伯母の肉体から悪霊を追い出す。といってもそれは伯母の死を伴うものだったけれど。
ということで結末としてはハッピーエンド。だけど主人公のレト2世はその後にどうなるのだろう? そもそもあの動物と合体したことの意味とは?
皇位は妹のガニマが継承することで帝国は存続しそう。だけどレト2世のことがドラマでは曖昧にしか描かれていない。あるいはボクの理解能力が不足している? とにかくこの続編を支配している背景的な思想がいまいちつかめないまま終わってしまった。
結局は原作を読むしかないということらしい。映画化されている『デューン砂の惑星』はすでに原作を読んでいるので、その続編を全て読了しようと思う。そうすればこの映画の結末を深く理解できるだろう。哲学的で難しい作品だけれど、やはりこの続編も映画化して欲しい。
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