SOLA TODAY Vol.114
カジノの解禁を認めるIR推進法案、いわゆるカジノ法案が成立しました。個人的には賛成だったので、ちょっと遅すぎた気がしますが、とりあえずよかったと思います。
ところが野党やメディアは大反対をしていました。その大きな理由が、ギャンブル依存症が増加するということです。その主張を耳にするたびに、じゃぁパチンコはどうなのよ? と叫びたくなりました。そんなわたしの思いを代弁してくれる記事を見つけました。
パチンコ依存症は無視するのか カジノ法案「反対派」に厳しい指摘
ギャンブルと呼ばれるものはいくつもあります。競馬、競輪、競艇等の公営ギャンブルが真っ先に浮かびます。宝くじなども立派なギャンブルですし、FX投資などもある意味ギャンブル的要素が強いものです。そこに共通するのは依存性の高さです。
そのなかで圧倒的に多い依存症の人たちを抱えているのがパチコンです。この記事によりますと、厚生労働省の統計調査で推定されているギャンブル依存症患者は536万人とのこと。その8割近くを占めているのが「パチンコ依存症」です。
パチンコに関わる法律はグレーだというのを、誰もが認知しています。公営ギャンブルではなく、民間企業が堂々と行っている賭博です。パチンコの景品は現金を扱わないというのが建前になっていますが、実際には別の窓口で特殊な景品を現金に交換できます。
わたしがパチンコをやっていたのは、高校生までです(笑) ようやく電動パチンコが出始めたころで、一部の店舗には手打ちの機械も存在していました。それ以来パチンコ店に行ったことはありませんが、現在ではコンピュータで管理されていて、一度当たればかなりの現金を受け取れるようですね。
そんな「パチンコ依存症」の悲惨な現状をネットで目にすることがあります。さらに知人から苦しんでいる人の状況を耳にしたこともあります。カジノ法案に反対している野党が、そんな現状を知らないとは思えません。
本当にギャンブル依存症を解決したいと思っているのなら、まずはパチンコ業界を取り巻いているグレーな法律を整備し直すべきでしょう。結局野党がやっているのは、反対のための反対だとしか思えません。本当はギャンブル依存症なんてどうでもいい、としか考えていないのが見え見えです。
もっと根本的にギャンブル依存症について取り組まないと、カジノの解禁に関わらず患者は増え続けるだけです。人間というものは、ギャンブであれ、アルコールであれ、薬物であれ、依存しやすい性質を持っています。問題なのはカジノだけではないはずです。
カジノについてある記事を先日読みました。合法化することでギャンブルの仕組みを子供たちの教育に利用するという内容です。詳細は省きますが、ただ単に反対するよりも、その方がずっとメリットがあるように感じました。
メディアが世論をあおっているように、カジノができれば依存症の人が増えるかもしれません。でもそれは今までパチンコの事態に対して、政治家が見ないふりをしていたツケが回ってきただけです。本気でギャンブル依存症に取り組まなければ、カジノができようができまいが、結果は同じことになると思います。
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