青春時代の全てだったTULIP
先日、NHKで再放送されていた番組を録画して観た。
「TULIP 50周年記念ツアー “the TULIP” ファイナル 福岡公演」というライブ映像。今年の7月に行われたライブ映像。
チューリップというバンドは、ボクの青春時代の全てだったといっても過言ではない。中学生の時に結婚式場でアルバイトをして、その日にもらった給料ですぐにプレイガイドで京都会館でのチケットを購入した。それが始まり。
それからは京都のコンサートは皆勤。大きなライブも行っている。
・大雨の中で行われた1980年の鈴蘭高原のライブ。これはチューリップの歴史でも伝説的なライブになっている。
・1982年に読売ランドを貸し切って行われた1000回記念ライブ。
・1984年に芦ノ湖畔で行われたライブ・イン・パゴダのライブ。
ボクが初めて参加したチューリップはオリジナルメンバーだった。だけどベースの吉田さん、ドラムの上田さんが脱退。でも今ではオリジナルメンバーだといっていい宮城さんや、ドラムの伊藤さんの時代はまだチューリップとして受け入れていた。
だけど1985年に姫野さんが伊藤さんを連れて脱退。オールウェイズというバンドを作った。この時にチューリップは終わったなぁ、と思った。
それでもコンサートに行っていたけれど、最終的に1989年にチューリップは解散した。ボクにとってチューリップはこの段階で時が止まっている。
思い出深いのは1989年の京都での解散コンサート。リーダーの財津和夫さんは、こんなことを言った。
「1999年9月9日午前9時9分9秒に金閣寺で会おう」
これには後日談がある。チューリップの解散後、財津さんはソロとして活動していた。それで京都会館のライブの時、ボクは楽屋にメッセージとお菓子を差し入れした。『1999年の約束を覚えていますか?』というメッセージ。解散から数年経っていたので、財津さんが約束を忘れていないか気になったから。
コンサートの最中にそのボクのメッセージが財津さんから紹介された。そして予想どおり「忘れていた」とのこと。
ということで財津さんは約束どおり、1997年に再結成したチューリップのメンバーたちとその日に金閣寺に行っている。大勢のファンが金閣寺に集まったとのこと。ボクは行かなかったけれどねwww
それでも1997年にオリジナルメンバーで再結成したとき、大阪のフェスティバルホールのライブに行った。ボクがリアルで目にしたチューリップはその時が最後。2014年にギターの安部さんが亡くなった。それゆえ今回の50周年のライブにも、当然ながら彼の姿はない。とても寂しい気持ちになった。
それでも10代から20代の前半までチューリップ漬けの日々だった。結局、彼らにとって今も残っている曲は、オリジナルメンバーで活動していた時のものばかり。今回のライブ映像を見ていても、そのことがよくわかった。チューリップというバンドは、ボクにとってその当時を象徴していると思う。
ということで懐かしい曲を2曲リンクしておこう。最初は『私のアイドル』というノリのいい曲。ボクが彼らのライブに行き始めた頃のデビュー時のメンバー。
そしてもう1曲は『サボテンの花」というバラードの名曲。これは1997年に再結成した時のライブ。まだ元気な安部さんがギターを弾いている(涙)
この50周年ツアーは大規模な追加公演が実施されている。神戸には来年の4月にやってくるそう。ちょっと気になるけれど、安部さんのいないステージを見るのは辛いから行かないだどうなぁ。あの5人が揃ってこそのチューリップだからね。
<お知らせ>
最新刊の『夢体脱』が全国の書店、並びみAmazon等のECサイトで販売中です。2012年に出版した『夢で会える 体外離脱入門』は、非物質世界の存在に『会う』ことがメインテーマでした。
でも『夢体脱』ではその出会いをどのようにして実生活に活かしていくかをテーマにしています。旧作を読んだ方にも新しい洞察が得られる内容になっています。是非ともよろしくお願いします。
Amazonでは単行本と同時に、Kindleの電子書籍でも購入していただけます。こちらからどうぞ。
ハート出版さんのサイトでも『夢体脱』の概要をご覧いただけます。こちらからどうぞ。
ブログの更新はFacebookページとX、並びにThreadsで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする