常識のアップデートは必須
少し前のことだけれど、ベーカリーカフェにパソコンを持ち込んで仕事をしていたことがあった。焼きたてのパンが並べられていて、イートインできるお店。もちろんカフェのように飲み物だけでもいい。
ちょっと一息ついて店舗の入り口あたりを見ている時、50代くらいの3〜4人の女性がパンを選んでいた。そしてトレーに乗せると、なんとレジで精算することなくテーブルに運び、そのまま食べようとしている。
注意しようかと思ったが、先に店員さんが気づいてくれた。小走りでテーブルまでやってくると、精算してから食べてくださいと説明。その女性たちは驚いたような顔でレジにパンを持って行った。
最初は確信犯なのかと思った。だけど店員さんに注意されると本気で驚いている様子。だとしてもあまりに常識がなさすぎる。食べ放題のビュッフェ形式であっても、普通は最初に支払いを済ますだろう。まれに退店時に精算するお店もあるだろうけれど、どちらにしても店員さんに声をかけずに勝手にパンを食べるのはおかしい。
現代社会は新しいシステムが次々に導入されて、便利になっていると同時に戸惑う人も多いだろう。回転寿司のタッチパネルの注文だって、慣れない人はどうしていいのかわからないかもしれない。だけどそれでいいと思わない方がいい。世の中の動きに合わせて、自分の常識をアップデートしていくことが必須な時代だから。
ある記事を読んで、同じことを感じた。
ファミレスのドリンクバー、高齢女性が水筒に詰め替え 法的には?
ファミレスのドリンクバーで、ある女性が疑問に感じることを目にした。ある高齢女性が、ドリンクバーから飲み物を並々と注いだコップを座席まで運んできた。そしてバッグから水筒を出して、そのコップのドリンクを移していたらしい。
「高齢の女性でした。あまりに自然にコップの中身を移し替えていたので、いつもやっているのかなと思いました。取り立てて悪いこととは思わないのですが、やっていいのかな?と疑問に思いました」
いやいや、これはアカンやろう。ドリンクバーは店内で飲むことが常識。この高齢女性がやっていることは窃盗だし、取り立てて悪いことだと思わない投稿者の女性も常識がズレている。
この記事で弁護士さんが回答しているように、これは窃盗罪になるとのこと。ドリンクバーの飲み物に関して、所有権が顧客に移転したわけじゃない。あくまでも店内で飲むことが条件であって、勝手に持ち帰ることは所有権の移転になってしまう。自由に飲めるから、全てが自分ものだというのは非常識すぎる。
この高齢女性は店員の目を気にしていたそうだから、多少の後ろめたさはあるのだろう。それでも犯罪行為とまで考えていないのかもしれない。
でもこういうことって他人事じゃない。ボクだって同じような失敗をやってしまうかもしれない。今の時代は頭を柔軟にして、常識をアップデートしていくことは絶対に必要。勝手な思い込みで行動すると、痛いしっぺ返しを喰らうことになるよね。
<お知らせ>
最新刊の『夢体脱』が全国の書店、並びみAmazon等のECサイトで販売中です。2012年に出版した『夢で会える 体外離脱入門』は、非物質世界の存在に『会う』ことがメインテーマでした。
でも『夢体脱』ではその出会いをどのようにして実生活に活かしていくかをテーマにしています。旧作を読んだ方にも新しい洞察が得られる内容になっています。是非ともよろしくお願いします。
Amazonでは単行本と同時に、Kindleの電子書籍でも購入していただけます。こちらからどうぞ。
ハート出版さんのサイトでも『夢体脱』の概要をご覧いただけます。こちらからどうぞ。
ブログの更新はFacebookページとX、並びにThreadsで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする