謎が多いドラマの楽しみ方
今週になって子供たちの春休みも終わり、日常モードが戻ってきたのを感じている。昨日は地元の小学校の入学式だったようで、ドレスアップした両親に連れられた新一年生たちが眩しかった。ボクにもあんな時代があったんだなぁ。多分あったはず。写真が残っていないので証拠はないけれどwww
そして4月は新しいドラマもスタートしている。NHKの朝ドラの『らんまん』も2週目に入った。幕末から明治にかけての造り酒屋が舞台となっていて、なかなか面白そうな始まりだった。土佐という街がこの時代を象徴していていいよね。まだどんなドラマになるかわからないけれど、楽しめそうな気がしている。
そんなドラマで謎が多いのが海外ドラマ。特にここ数ヶ月ボクが見ているシリーズは、謎が散りばめてあってその答えが小出しにされている。
2023年 映画#61
『トム・クランシー/ CIA分析官 ジャック・ライアン』(原題:Tom Clancy’s Jack Ryan)・シーズン2:エピソード2『第三の選択』という2019年のアメリカドラマ。前回までの感想については『次の舞台はベネズエラだ!』という記事に書いているの参照を。
最新作はシーズン3まで配信されているジャック・ライアンのドラマ。ボクはシーズン2の2作目で、まだ導入部としての展開となっている。ベネズエラにロシアから武器が密輸されている可能性があった。
ジャックは元上官である議員のモレノとベネズエラ大統領に会って、その事情を訊いた。だが大統領のレイエスは誤魔化す。その帰途、二人は暗殺者に襲われて、モレノ議員は殺されてしまう。これが前回まで。
ジャックはモレノ議員を殺した人間を見つけるためベネズエラに残る。そんな時、ベネズエラの警官がアメリカ大使館に亡命を申請してきた。モレノ議員暗殺時に金をもらって協力してしまった。それで恐ろしくなって亡命したいというもの。
さらに前回でジャックに接触してきたハリエットという謎の女性。ドイツの工作員であることがわかり、モレノ議員暗殺の首謀者を探す手掛かりになる証拠を渡した。そのハリエットを演じているのが写真のノオミ・ラパスというボクの大好きな女優さん。
まだハリエットは謎を抱えているらしく、とにかくこの物語はまだ謎だらけ。シーズン1でもそうだったけれど、後半になってこないと全体像が見えてこない。このエピソードのラストでは亡命を申請した警察官が殺され、ジャックもホテルで襲われた。今の段階では大統領のレイエスが怪しい。だけどこのドラマはそう簡単にはいかないからなぁ。だからこそ面白い。
謎の多いドラマの楽しみ方は、自分が製作者のつもりで参加すること。現状の情報を駆使して作者になったつもりでストーリーを想像する。漫然とドラマの展開を受け入れているだけでなく、積極的に参加することで創作の勉強になる。
自分ならこういう展開にしていく、というイメージを持ってドラマを観る。そして差異が出てきたときに、修正してさらに次の展開をイメージする。それを繰り返すことでドラマを別の視点から楽しめるし、ストーリーの組み方を学ぶことができる。これは最初の1度だけの特典だから、やらずに観るのはもったいない。ということでこのドラマは、しばらく想像をじっくりと楽しめそう。
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